- 山藤 惠三
- 有限会社エスオープランニング 代表取締役 クリエイティブディレクター
- 東京都
- クリエイティブディレクター
「さようなら」、広告、映像の企画・演出術 #1
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デザインと企画、その気持ちイイ関係。
企画・デザイン、その発想法
2009-12-02 08:05
先生も走る、子どもも走る、ビジネスマンも走る〜!
あなたはどんな一年でしたか?2009年の一年を振り返るには良い時期です。
こんにちは、山藤(サンドウ)です。
この師走にふさわしい?かどうか判りませんが、
今回は、「さようなら」という言葉について考えてみたいと思います。
お仕事がら、
広告宣伝や、コピーライト、映像制作の中での「さようなら」の付きあい方、
も含めて考えてみたいと思います。
ある書籍とブログからの抜粋です。
そういえば最近、「さようなら」と言ってないなあ?
友人と別れるときは「またね」か「じゃあ」で済みます。
仕事関係の人ならば「失礼します」や「お疲れさまです」。
束の間の別れに「さようなら」は、ちょっと重すぎると、評論家の澁川さんは言います。
そういえば、自分でも「さようなら」という挨拶をあまり使ってこなかったことに気が付きます。それは、「さようなら」に決定的な別れをイメージしてしまうからではないでしょうか?
じゃあ「さようなら」を口にする場面って?
辛うじて想像できるのは、男女の別れ際くらいなものですが、
こちらも実際に口に出して関係を解消するカップルは今ではとても少ない気がします。
今は、携帯やメールでいつでも連絡が取れるし、ブログやSNSを頼りに、
過去の友人知人の動向を知ることだってなきにしもあらずです。
そんな時代に生きる人間にとって、
もはや決定的な別れを意識する瞬間など滅多にないのかもしれませんね。
なんとなく使いづらくなったこの「さようなら」と言う言葉、
いずれ、この美しい言葉「さようなら」は、死語になってしまうのでしょうか?
あなたが最後に、「さようなら」と言ったのはいつ以来ですか?
そして、その言葉は、誰に向けて言いましたか?
つづく。
参考資料 : 評論家、澁川 祐子さんのコラム グラデーションブックス
クリエイティブディレクター、山藤惠三: オールアバウト/専門プロファイル、山藤