もう終わってしまったのですが、東京都近代美術館で行われていた展覧会で、“ヴィデオを待ちながら――映像、60年代から今日へ”という映像アートの展覧会を終了間際に滑り込みで見ました。
ゴードン・マッタ=クラークの建物を切るやつの記録と、ロバート・スミッソンのスパイラル・ジェッティの制作記録はすごかった。あと、ビル・ヴィオラは素晴らしいですね、やはり。
ダン・グレアムのインタラクション性のあるアートは、不思議な感覚を体験させてくれます。
ブルース・ナウマンがこんなにヴィデオアートやってるとは知りませんでした。多才な方ですね。
ヴィデオアートの作家は総じてとても知的な方が多いようです。
人が、人やものを見る、ということを、かなり冷静に考えているからなのでしょう。
それだけに、つまらないものはむちゃくちゃ退屈に見えます。
ま、しかし、1970年代というのは、そういう退屈さを許容していた時代であり、知性を、ポーズであったとしても重んじていた時代だったのでしょうね。
本当に見れてよかったです。
(この内容は、一部house of tomorrowのブログにも記載されています)