- 本橋 信次
- エフアンドエムネット株式会社 代表取締役社長
- ITコンサルタント
対象:ITコンサルティング
コラム2弾
第1弾では自己紹介として1980年代から1990年代のことを書かせていただきました。今回はその続きで2000年代のことを書かせていただきます。
2000年8月、大学卒業以来それまで勤めていた大手SIerを退職し、現在のエフアンドエムネット株式会社に転職しました。
転職の理由はいろいろありますが、新しい小さな会社というこれまでとまったく逆の環境に身を置くことで、自分の力を試してみたかったというのが大きな理由です。
プログラマー、SE、プロジェクトマネージャ、経理・人事・総務担当者などいろいろな役割を兼任することになりましたが、元々いろいろなことがやりたい自分にとっては希望どうりの仕事内容でした。
エフアンドエムネット社では業務用のシステム、特に経理・総務に関連した業務のシステムを開発し、保守・運用をおこなっていました。
大学で会計を学び、ERPパッケージや会計ソフトの導入支援を経験してきた私にとって、かなり理解し易い内容でしたが、大きく違うのは要素技術した。
それまではクライアント/サーバー型のシステムばかりで、Web技術を使ったものはようやく世に出始めたという状況でしたが、エフアンドエムネットが出来た2000年にそれまでのクライアント/サーバー型だった業務システムをWeb系のイントラネット型に再構築するという大仕事を行い、以来、Web系システムを提供し続けています。
eラーニングに関しては、2002年にCD−ROMで配布する形式のものに、確認テストの機能を開発したのがきっかけで、以来、コンテンツ作成よりも仕組みとなるシステムの開発と運営を行って来ました。
CD−ROM型のeラーニングを提供していると、お客様から「コンテンツをオーダーしたら納品までかなりの日数がかかるし、費用もばかにならない。ちょっと直すだけでもいちいち依頼するのが大変だよ。」というご意見を聞くことが度々ありました。
でき合いのコンテンツでは自社にそぐわないところも出てくるため、追加・修正が発生するのでしょう。
それならお客様が自分でコンテンツを作成できるeラーニングシステムがあれば喜ばれると考え、開発したのが『仕事の修業』というSaaS型のeラーニングシステムです。
( 説明サイト 『仕事の修業』 )
2006年にリリースした『仕事の修業』は敢えてコンテンツを排除し、すべてお客様に作っていただくようにしました。
そのため、専門の知識がなくても簡単に作れるようにいろいろな工夫をこらしています。
コンテンツを排除したSaaS型とすることで利用料を極端に引き下げることに成功し、費用対効果抜群のeラーニングとして好評を博しています。
『仕事の修業』は教育担当者がコンテンツを作って社内でやってもらうという形式で、トップダウンの流れです。
もちろん、流しっぱなしではなく、結果の集約も万全ですが、あるお客様がアンケート調査も『仕事の修業』で行っておられました。
現場の意見を吸い上げ、それをフィードバックすることがとても大事だということです。
それなら、教育担当者だけでなく、受講者も自由に投稿できる仕組みを作れば、多くの人のいろいろ貴重な意見を出し合うことができ、いわゆる『知の共有』が出来るのではないかと考え開発したのが『仕事の道場』です。
( 説明サイト 『仕事の道場』 )
『仕事の道場』についてのご説明は長くなりそうですので、次のコラムに書かせていただきます。
次回も宜しくお願いいたします。
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