
- 漆原 智
- 株式会社アーバンプロジェクト 代表取締役
- 神奈川県
- 建築家
対象:リフォーム・増改築
- 木下 泰徳
- (アップライフデザイナー)
- 溝部 公寛
- (建築家)
でも、私は違う考えです。
家の構造とか設備という基本をしっかり手直しをして、家の寿命を延ばしてあげる。
その上で、デザインや使い勝手も考えています。
どうも、綺麗になればそれで良し。という工事が多いような気がします。
隠れてしまう部分やお客様が目にしない部分こそ。こだわりを持ってしっかり見ていきたいと思います。
ある住宅のリフォームをしていました。
システムキッチンの交換に伴い、下地の不良部分を解体すると、かびた断熱材が見えてきます。
このような工事のついでに、断熱材などは交換しておきたいですね。
あとからでは、大変な工事になってしまうからです。
給排水も既存があるからと、そのまま接続するのではなく、チェックすることが大切だと思います。
どうも虫が多いな。と不思議に思い、床下に潜ると支えていた木が外れて、配水管が外れていました。
状況は、ご想像の通り、床下に排水が流れて溜まった状態でした。
しばらく空き家だったせいで、乾いた状態です。
気付かずに、入居されてキッチンを利用されていれば、また同じ状態で、不衛生になってしまうところでした。
ですから、リフォームの時には、家の健康診断をお勧めします。
リフォームの機会に発見できることもあります。