個人消費に政府が直接干渉することはできませんから、今回の財政出動の要点であるエコカー支出や地デジ支出は個人消費をある程度刺激する効果もあると思いますので、輸出頼みといわれていた構造の変化にはある程度の期待は持てます。
的を射た政策と考えてよいかと思います。
しかし、財源は当然、国債発行ということになるわけですが、今回の財政出動のポイントは
1、市場から調達した資金は財政出動のみに使う。
2、予想される国債金利上昇については、これまで通り日銀が買いオペを増やし長期金利を下げる。
3、日銀の買いオペ増額により、円が出回り、インフレ傾向になり、同時に円安傾向になる。
とのことで、インフレ傾向の懸念はありますが、しっかりと不動産あたりで対策をうっているかたは問題ないとして、新聞やテレビで騒がれているほど問題があるとは思えませんし、ちまたで言われる「財政破綻」などはありえません。