築30年近くの住宅のリビング中央に袖壁があリます。
「エアコンの風が来ないし、この壁を取ってスッキリしたい」
との事ですが、設計図面では耐力壁とあり、ダブルの筋交となっています。
ともろが、クロスとボードの仕上げ材だけを剥がし骨組みを確認してみますと、
筋交は一つしかありませんでした。
横材も取り除いてもう少し明るくなりませんか?とさらにおっしゃるのですが、
それも耐力の役割を果たしているので取らない方が良いと、
思いとどまって頂きました。
とりあえず隙間から、エアコンの風も全体に行き渡るようになったし、明るくなりました。
さて、どう仕上げていくか・・・・・です。
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このコラムの執筆専門家
- 中村勝己
- (広島県 / 建築家)
- 中村勝己建築設計事務所
目指すは大らかでゆったりと過ごせる気持ちのいい空間の家
昼夜問わず演奏可能な本格的音楽スタジオを持つ家。街の中でも風や光、豊かな自然を感じる家。あなたや家族の思いを受け止め、工夫とアイデアで予想以上の空間を実現、思いや夢をカタチにします。五感で感じるお気に入りの場所を一緒につくりましょう。
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