生命保険の必要保障金額はそのつど見直ししないと・・ - 保険選び - 専門家プロファイル

山下 幸子
独立系FP事務所山下FP企画 代表・株)エイム西宮オフィス代表
兵庫県
ファイナンシャルプランナー

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対象:保険設計・保険見直し

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生命保険の必要保障金額はそのつど見直ししないと・・

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100万円トクする生命保険の見直し 必要保障金額の考え方
前回は、生命保険の必要保障金額を考えるとき、団体生命保険も生命保険としてカウントしなければならないことを、お伝えしましたよね。

団体生命保険は、住宅ローンにもれなくついてきますので、強制加入のようなものです。
ですので、その金額は立派な生命保険です。

だから、お家を買って住宅ローンを組んだら、生命保険に入りすぎていないかどうかを確認すべきですね。

では、これ以外にどういった場合に必要保障金額を見直す必要があるかですが、

・子どもの誕生

・子どもの独立




そもそも生命保険とは、万が一の場合に、お金に困らないように担保しておくものです。


もし子どもがもう1人増えたとしたら、いきなり生活費が増えるわけではありませんが
将来、大学へ進学するなど教育費はかかりますよね。

その分は、プラスしておくといいと思います。
一般的な進学コースでは、4年間で自宅から国立大学に通う場合の費用として500万円です。
(平成18年度・大学生の教育費総額・FPS研究所より)

ざっくりとした数字ですがお子様がお1人増えますと、そのお子様が独立するであろう22歳ぐらいまで、500万円〜1000万円ほどお父様の生命保険をたせばいいです。

その生命保険を掛け捨てにするのか、貯蓄性にするのかは、その家計の状態で考えればよいでしょう。保険をすべて掛け捨てに、または貯蓄性にする必要はありません。


反対に、

子どもが社会人になって独立した場合は、もしお父さんに、万が一のことがあってもその子は生活できます・・・
だから今までのように、多額な生命保険はいらないわけです。ムダですから、減額や解約を検討しましょう。

ただ注意しないといけないことは、生命保険というものは、生身の人間の健康状態をチエックして、健康な人にだけ、入れます。
ですので、健康状態によっては加入できなくなるリスクはいつも潜んでします。

やめるのは、簡単ですが、再度、加入する場合、以前と違って既往症などがあると冷たいもので、保険会社はゲートをさっと閉じてしまいます。

加入できたとしても、条件がついた、保険料が割り増しになった・・というケースもありますので、
見直しするときは、本当にいらないか、よく検討しないといけません。

また見直しして新しいものに加入するときは、保険料がもったいないからといって、すぐやめてしまうのではなく、新しい保険の引き受けが決まってから、古いものをやめるようにしましょう。