狭小地で、断熱性能の高い家ならば、リビング階段(オープン階段)はお勧め
このブログでたまにご紹介しております、オープン階段。
オープンといいましてもセミオープンですが・・・。
リビングというか、ダイニングから直接2階に行かれるように設計した階段です。
リビング階段とも呼ばれているようです。
東京23区内 高断熱高気密 木造2階建+ロフト付のお住まいです。
敷地面積は約26坪ありましたが、建蔽率が40%、容積率が80%の地域で、1階の床面積が10坪しか確保できずに、苦労いたしました。
階段スペースを造って、壁で囲って、さらにそれに通じる廊下を造ってしまうと、それだけでかなりの面積を取られてしまいます。
このようにリビング階段(ダイニング階段でもよい)に致しますと、廊下もいらないし、空間が有効に使えるんです。
また、高断熱高気密の家ですから、家全体を断熱し、空調しているので、あたたかい空気が階段から上に逃げてしまうこともなく、部屋に階段があっても寒くないのです。
2階の冷たい空気が下りてくることもありません。
どんなスペースも空気環境が同じで、有効活用できる高断熱高気密工法は、狭小地にも適した工法であるともいえます。
階段の向こう側は東になりますが、階段にかまわず、大きめの窓(FIX)をつけても問題ありません。
FIXでなくても、引き戸でも問題はないでしょう。
窓をつけることで、階段側からリビングやダイニングに光や風を取り入れることも可能になります。
階段の裏側はこんな感じです。(次の写真)
力桁階段というのですが、
2本の力桁を大きく渡して、それに踏み板を引っ掛けていく施工方法です。
階段の種類、わかり易い図がでておりましたよ。参考にどうぞ。http://www.lixil.co.jp/reform/yougo/setsubi/stairs/11.htm
階段を登っていくとこのように下が見えます。
踏み板の間から、下が見えてしまうスタイルの階段をストリップ階段といいます。
高所恐怖症の方には、向かないかもしれませんので、ご注意下さい。
階段の側面はオープンスタイルにしても、蹴込み板はつけるタイプ(普通の階段)も可能です。
こちらのお住まいも上がり始めの3段は蹴込み板をつけるタイプにしています。
階段踏み板は、無垢集成材です。
階段の材料もいろいろあり、MDFの上に木目の印刷シートを貼った、うそ木製階段がありますから、ご注意くださいね。
格子も無垢材を使っております。
こちらのお住まいでは、格子の間隔を比較的、詰めて施工いたしましたが、もう少し、細い材で、間隔をあけてもよいと思います。
階段全体を上から見たところです。
左側に、2階の高さに大きく窓をつけていますが、そこから入った光が、1階にも差込みますので、その点もいいのです。
光だけでなく、風も通ることになりますね。
階段の横に設計した窓ですが、カーテンをつけるとちょっとゴソゴソしてしまうので、カーテンなどは付けない前提で、ガラスは型ガラス(くもりガラス)に致しました。
窓になにか取り付けしたいのであれば、窓枠内に納まる寸法のブラインド(木製でもスチールでも可)であれば、取り付けもOKでしょう。
カウンターのついたところは、キッチンの対面部分です。
カウンターでお食事をしていただく計画で、部屋全体は、リビングとしてお使いいただく設計です。
面積の関係で、リビングとダイニングの両方を設計することができませんでした。
このリビング階段は、お子さんのいるご家庭からもよくご要望があるんですよ。
なぜなら、お子さんが外出から帰ってきて、2階の自分の部屋に行くのに、パパ、ママのいるリビングやダイニングを必ず通ることになりますので。
posted by 野瀬有紀子
いつも応援ありがとうございます。
お手数ですが、見ましたよ、のサインに下の2つ、ポチッ、ポチッと押して下さると励みになります!
***********************************
のせ一級建築士事務所 写真をクリックしてください。ホームページに飛びます。
スマートフォンでご覧いただく方は、スマートフォンサイトが表示されます。
スマートフォンからのお問い合わせメールも可能です。
下記をクリックしていただきますと、当事務所ホームページ各ページに直接飛びます
*アクセスをご覧いただきますと、大泉学園駅改札口から事務所への道順も写真でご案内しております!
住まいの建築、リフォーム、購入を考えていらっしゃる女性のためのサポート、セカンドオピ二オン専門の建築士事務所です。
家を買いたい、建てたい、リフォームしたいなど 思いはいろいろあっても何をどう進めてよいかわからない、
ご主人は忙しい、無関心、誰かのサポートがほしい、相談できるだけでも心強いなど 思っていらっしゃ方、
建築会社の担当者が建築士でないので不安、担当者が男性建築士なので相談しにくい、など
一生に何度も経験するわけではないので、とかく一般の方には解りにくい建築や不動産のこと、ころばぬ先の杖として、どうぞ、当事務所をご利用ください。
女性の視点でアドバイスさせていただきます。
ご夫婦、ご家族でいらしていただくことでもOKです。
どんなことでもざっくばらんにご相談ください。
間取りのセカンドオピニオン、間取りをチェックしてほしい、描いてほしい
キッチンのセカンドオピニオン 、ショールームに一緒に行ってほしい
収納のセカンドオピニオン、収納計画についてみてほしい
トイレや洗面空間のセカンドオピニオン、ショールームに一緒に行ってほしい
照明器具、電気配線のセカンドオピニオン、コンセントや照明計画についてよく解らない、パソコン配線などはどうしたらいいの?
インテリアコーデイネートのセカンドオピニオン、フローリング、壁紙、ドアの色、巾木、窓枠の色についてみてほしい
外装のセカンドオピニオン、外壁、窓枠、玄関ドア、屋根の色、全体のイメージについてみてほしい
リフォーム・リノベーションのセカンドオピニオン 、どこをどのようにリフォームしたらよいか、みてほしい、業者選びは?
家づくり、注文住宅のセカンドオピニオン、何から始めたらいいのか良くわからない、進め方のポイントを教えてほしい、業者選びは?
新築、御建て替えのセカンドオピニオン、何から始めたらいいのか良くわからない、進め方のポイントを教えてほしい、業者選びは?
2世帯住宅、狭小住宅、高断熱高気密住宅等のセカンドオピニオン
などに対応させていただきます。
他にもこんなことはできないか?と、何かございましたらお気軽にご相談ください。
もちろん、計画段階、決定までのサポートもさせていただきます。
ご計画中、何度でもご相談いただけるように、時間単位での、ご相談、サポート費用設定となっております。
1時間3,400円(消費税はかかりません)、どうぞお気軽にご相談ください。
ご相談面談1回につき、その後、メールかお電話でのご相談1回は無料で行っております。
ご相談、サポート対応日は、毎週火曜日から土曜日(木曜日も対応が可能になりました)
10:00~18:00です。
定休日は、毎週日曜日、月曜日、祝日です。
土曜日は営業しております。
対面相談を基本としております。
お手元にお持ちでしたら、図面や仕様書、見積書などをご持参ください。
ご予約の後、事前に図面等を、郵送、FAX、メールなどでお送りくださり
ご相談の内容を簡単に添えていただきますと、ご相談当日お話もスムースです。
メールやお電話のみのご相談はお受けしておりませんので予めご了承下さい。
●専門家プロファイルもどうぞご覧ください。こちらの問い合わせフォームからご連絡いただいてもOKです。↓↓↓
画像をクリックしてください。サイトに飛びます。
〒178-0063
東京都練馬区東大泉3-22-21 メゾンユニA棟1F (Pパーキングのご用意もございます。)
電話 03-5935-8330 (不在時は、留守電にご連絡先などを入れてください。)
<アクセス>
電車/西武池袋線・副都心線・有楽町線 大泉学園駅下車 徒歩7分
バス/吉祥寺より【吉61、62】新座栄行、都民農園セコニック行30分 整備工場下車(大泉学園北口)徒歩3分
大泉学園南口行30分 大泉学園南口下車 徒歩10分
バス/成増駅より【泉33、34】大泉学園北口行25分 整備工場下車徒歩3分
バス/朝霞駅より【泉32】大泉学園駅北口行30分 整備工場下車徒歩3分
このコラムの執筆専門家
- 野瀬 有紀子
- (東京都 / 一級建築士 インテリアコーディネーター)
- のせ一級建築士事務所 代表
女性のための住まい相談室
住まいの建築、購入、リフォームを考えていらっしゃる女性のための相談、サポート、セカンドオピニオン専門事務所です。一生に何度も経験する訳ではないので、解りにくい建築や不動産の事。 転ばぬ先の杖としてご利用いただければ幸いです。
このコラムに類似したコラム
高断熱高気密の我が家、再び咲いてくれたシクラメン 野瀬 有紀子 - 一級建築士 インテリアコーディネーター(2018/01/30 22:19)
キッチンの上にロフト6.37帖がある2階LDKのお住まい 野瀬 有紀子 - 一級建築士 インテリアコーディネーター(2017/10/12 14:04)
移築されたアントニン・レーモンド自邸リビングルームを見学させていただきました 野瀬 有紀子 - 一級建築士 インテリアコーディネーター(2017/08/24 17:40)
階段を上がってすぐの腰壁部分にも設けた電話カウンター 野瀬 有紀子 - 一級建築士 インテリアコーディネーター(2017/05/19 12:00)
現在発売中「東京の注文住宅」に掲載中/練馬区氷川台O様邸の光熱費 野瀬 有紀子 - 一級建築士 インテリアコーディネーター(2012/12/16 15:18)