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長次郎の幾何学茶碗と安藤忠雄

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雑誌・新聞 メディア掲載

長次郎の茶碗に「むき栗」という不可思議な茶碗があります。

長次郎は、茶の湯の大成者である千利休に従い赤樂茶碗、黒樂茶碗を造り後の樂焼を始めた陶工。

先日、東京国立博物館で目にする機会がありました。

なぜ、不可思議かと言うと、茶碗の胴から上の部分が方形、下から底までが半球形。立方体と円球が重なった形。どこからお茶を飲むの?という疑問もありますが、そもそもこの造形が、コンセプチュアルアートのごとく、抽象的な造形で。

建築でこの形は中々無いな、ひっくり返す形はよくあるけれど。。。。。と思いつつ、いや。。。オスカー・ニーマイヤーぽいかな?などとも。

大学で建築を学び始めた頃、安藤忠雄さんを知り、学生には人気で皆が研究するのですが、造形の手法が、むき栗的。円、正方形、長方形、3角形などの抽象的な図形(空間)を重ね、重なりのすき間に何かが生まれるという、造形の手法で、一見単純な手法なだけにとっつき易かったんですね。

手法は単純ですが、生まれてくるモノの凄みはむき栗と同様。

形をつくるということの、面白さ・不可思議さがこの茶碗から伝わって来ます。

 


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