生活困窮者自立支援事業での家計相談から思うこと - 借金・債務整理全般 - 専門家プロファイル

石川 智
オフィス石川 代表
高知県
ファイナンシャル・プランナー

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対象:借金・債務整理

小林 一行
小林 一行
(司法書士)

閲覧数順 2017年11月23日更新

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生活困窮者自立支援事業での家計相談から思うこと

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FPとしての使命 生活困窮者の支援

こんにちは、石川です。


先日、とある局から取材依頼がありました。


なんでも、ファイナンシャルプランナーが、家計相談を、生活困窮の人にしているという「事実」に驚かれたようでして。


確かに、私たちファイナンシャルプランナーが、富裕層の相続相談や、子育て世代の保険相談や住宅購入相談に関わっているのとは、少しばかり(かなり、でしょうかね)毛色が違うということなのかもしれませんね。


一つ誤解のないようにお話しすると、ファイナンシャルプランナーが「誰に」専門的な知識を活かすか、「どのような人の」家計相談にのるかは、これは、自由なわけです。


誰かに指示されたりするのではなく、単純に自分が「仕事としてどんなフィールドで資格を活かすか」だけだと、私はこのファイナンシャルプランナーという資格を考えています。


そういう意味で、私がいわゆる「生活困窮者」や「生活保護世帯」の家計相談を中心に仕事をしていても、何の不思議もないと言えないでしょうか?


さて、この家計相談に携わってきて、感じることが、いくつかあります。


一つは、なかなかこの相談業務は「出口」が遠いなぁ、ということです。


例を挙げると、保険相談なんかでは、現状を変えるための対策として「見直し案」を提示し、それを実行してもらうことで、出口に大きく近づけます。


あとは、そのプランに沿って見直しを実施していただくだけです。


しかし「家計が破綻している、または破綻しかけている」人への出口は、簡単に見つかることも少なく、仮に何かを提案できたとしても、その人が、それを必ず実行できるか、が未知数なままであることも珍しくありません。


つまり「出口」を提示できても、その出口にす~と向かえるかどうか、このことすら確定的ではないのです。


そういう意味では、今のこの家計相談でのアドバイス業務という仕事を、成果が見えにくいなんていう理由で、翌年度には打ち切られるなんてことがあれば、おそらくこの生活困窮者の自立支援は頓挫することになりますね。


ですから、行政の皆さんには、根気強く、結果を待ってほしいのです。


それぐらい、生活困窮者を、就業面、家計面などで、短時間に、効率的に支え切ることは容易ではないということです。


時間が余計にかかろうが、なかなか実行に移されなくても、何回も失敗を繰り返しても、我慢して、辛抱強く見守ることが、実は出口への最短距離かもしれません。


イチロー選手が、先日のインタビューで、

「4000本打つ前に、8000回の失敗をしている。だから今の自分がある」

と話していましたが、まさに、すぐに結果が出ない相談業務であっても、

「あの時に、この人に話したことが、こうして役にたったんだなぁ」

と思えるような仕事をしていきたいと思います。


ではまた、お会いしましょう!







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