- 橘 凛保
- 社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
- 東京都
- マナー講師
対象:婚活
- 舘 智彦
- (しあわせ婚ナビゲーター)
朝茶は難を防ぐ
5月1日 今日は「八十八夜」です
立春から数えて88日目
ちょうど今日がその日にあたります
「茶摘み」ですね
この日に摘んだお茶は上等なものとされています
また この日にお茶を飲むと長生きするらしいです
子どもの頃 祖母に
「朝はどんなに急いでいてもお茶を飲んで出掛けるように」
と言われました
『朝は慌てないで余裕をもつ』ということですね
昨今は緑茶を飲む子どもたち・若い人たちが少なくなりました
さて新茶葉少しお高いですが
新茶にはテアニンという『うまみ』の成分が多く含まれています
テアニンは陽にあたると次第にカテキンという渋みの成分に変るので
今が一番おいしいお茶の時期なのですね
お茶の歴史は古く
縄文時代の遺跡にお茶の葉が見つかったと言う資料を
随分昔に見つけました
その頃は「お茶の葉を食べる」と言うものだったようです
今のようにお茶の葉を煎じて飲むようになったのは
最澄が遣唐使として
唐から持ち帰ったお茶の種から始まっています
丸薬として珍重されたそうです
そのお茶の子孫たちがこの写真です
2013年8月に私が撮った写真ですが
かねてよりずっと撮りたかった写真です
子どもたちのお茶会のときにお茶の歴史について話しますが
話だけでなく写真があると反応が違います
大人の私でもロマンを感じてしまいます
当時 遣唐使として船で唐に渡り帰ってくるのは
容易なことではなかったはずです
そこに想いを馳せてみると
このお茶がいとおしくなりますね
「最澄様 ありがとうございました」って
いってしまいますね
何でも最初があります
最初はなんでも大変です
そして それを繋ぐのはもっとたいへんです
1200年も子孫を残しているお茶
愛おしいですね
2013年橘凛保撮影
一般社団法人橘流恕学(jyogaku)アカデミーhttp://tachibanaryu.net/
一般社団法人橘流恕学アカデミーでは、マナー研修・茶道・和文化などを通して
「恕」の精神を伝えています
「恕学」とは「自分を受け入れること」「相手を受け入れること」「互いに想いを馳せ合うこと」「相手の身になる」を実践して豊かな人生を送るための学びです
橘 凛保(Riho Tachibana)