ポジティブとネガティブは表裏一体 (どちらも行き過ぎると結局中心に振り戻される) - 心・メンタルとダイエット - 専門家プロファイル

舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
東京都
クラシックバレエ教師・振付家

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対象:ダイエット

佐久間 健一
佐久間 健一
(ボディメイクトレーナー)

閲覧数順 2024年04月25日更新

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ポジティブとネガティブは表裏一体 (どちらも行き過ぎると結局中心に振り戻される)

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【 さくやさんのメッセージ 】

 

あのねぇ~~・・いつも 頑張んなきゃ・・なんて思うこと いらないんだからね。

なんかポジティブにいなきゃ、明るく楽しくワクワクしてなきゃ・・なんて考えなくていいんだからね・・

 

 

そんなこと考えたらもっと疲れちゃうわよ~~。

あなた達は、よくポジティブって言葉を使うけどね、

ちょっと使い方が違ってるような気がするのね、私。

 

 

なんか明るくて、楽しくて、ワクワクして、いつも笑ってて、

積極的で、前向きで・・それがポジティブでいいこと、いい感情・・ってなってない?

ちょっと落ち込む、楽しくない、ワクワクしない・・

それってネガティブで 良くないこと・・って思ってない?

そんな判断なんてナンセンスね。

 

 

良い感情も悪い感情もないんだから・・どっちも大切な感情なの。

ポジティブだけじゃおかしくなるわ・・バランスを崩してしまうわよ。

いつもいつも明るくて楽しくて前向きで楽しい人なんていないわよ・・

絶対誰でも落ち込んだり、イヤになったり 何もしたくなくなったりするときがあるんだって・・(笑)

 

 

でもなんかいつも明るくて楽しい人が良い人だ・・

人気者になれる・・みたいな思いがあるから 

いつもそれをしようと演じちゃって 疲れちゃってバランス崩しちゃったりするのよね。

 

 

いいんだって・・イヤな時は何もしなくても、落ち込んだらとことん落ち込めばいいの。

暗~~くても、うじうじしてても、グチャグチャでも、メソメソしても、

引きこもっても、最悪の自分だって思っても・・いいんだって(笑)

 

 

そんな自分を面白がって見て・・それってある意味ポジティブなのよ。

ほ~んと自分ってここまで落ち込めるんだ・・って思ってみて・・

なんだかおかしくなって来るから。

そしたらなんだか中からエネルギーが湧いてくるから(笑)

 

 

こんな自分じゃダメだ・・もっと明るく楽しくポジティブでいなきゃ・・

な~~ンて思ってたらもっと落ち込むだけよ(笑)

もっとエネルギーが枯渇しちゃうわよ~~。

 

 

ポジティブとか、ネガティブとか考えなくていい・・

どんな感情もぜ~~んぶあなたの大切な感情なんだからね。

なんか暗い気分の時は積極的にもっと暗い気分になってごらんなさい(笑)

どこまで暗くなれるのか?・・ちょっと楽しんで遊んでみたら?

 

 

暗さ、落ち込みから逃げようとするからもっと落ち込んでいくの。

底なし沼だと思って足をバタバタさせてもがくからもっと沈む。

そのまま行くところまで行ってみようって覚悟したら たいしたことないって(笑)

すぐに底に足がついて 浮き上がることが出来るから。

自分をダメな人だと思うなら とことん自分はダメよねぇ~~って、自分に言ってみてごらんなさ~い。

 

 

そしたらねぇ~~、どこかでそんなことは無いわよ・・って聞こえてくるから(笑)

私はそんなにダメじゃないわよ・・って声が聞こえてくるから・・

そしたら もう大丈夫。

その声が聞こえたら もう自分をダメだって思えなくなるわ。

 

 

中途半端にダメだって思ってるから その声が聞こえないんだから とことん思ってみたらいいわ。

絶対に自分はダメじゃない・・って自分が反論しはじめるから(笑)

どんどんポジティブに暗くなってポジティブに落ち込めばいいのよ(笑)

 

 

ポジティブって積極的ってっことだから、積極的に暗さを楽しみ 落ち込みを味わえばいいの。

疲れてるんだったらポジティブに休むことを決めればいい。

覚悟して休むことを決める・・それが一番早く回復する方法ね。

休むことがなんだか悪いことのように思い込んでるから 無理をしちゃうのよ。

ポジティブな気持ちで休んでちょうだいね。

 


・・って言うか その前に大体ねぇ~~、あなた達は忙しすぎるのよ。

そんなに忙しくして急いでどこに行こうとしてるの?

何がしたいの?・・ゆっくり今この時を楽しみなさいよ~~(笑)

 

 

あなたを心から愛してるわ~~。

 

 

 

 

 

    

      

      クリスマスに撮れたフルムーン♫ 

 

 

                       

 

                  街の歩道橋からたまたま撮れた写真ですが、私の新たなお気に入りに♫

                                (^^♪

 

 

 

 

この世というのは残念ながら「ポジティブ」だけ、或いは「ネガティブ」だけではいられない世界です。

( ・・) ~ ☆彡★彡

人間というのは「ポジティブ」な自分の方が心地好いと感じるので、どうしてもそれだけをいつも追い求めてしまいがちですが、それを得ようとしていつも興奮する事を追い求めていると、必ず中心に振り戻される何かしらの作用が働くものなのですね~。(その現れ方や時期は人それぞれですが…)

(^^;

 

今回の

 

  でもなんかいつも明るくて楽しい人が良い人だ・・

  人気者になれる・・みたいな思いがあるから 

  いつもそれをしようと演じちゃって 疲れちゃってバランス崩しちゃったりするのよね。

 

という所ですが、これは人気商売のタレントさんなどにも良く顕著に出たりする症状ですね~。

(^^;

 

その昔、いつもニコニコ素敵な笑顔が売りの国民的大スターの歌手の方がおりましたが、彼女はいつしかその無理をした反動で、或る時期から一切笑えなくなり晩年は精神を病んでしまいましたからね~。

やはり人間は自分の心に正直に生きないと精神のバランスを崩してしまうという事であり、ポジティブばかりじゃ精神を病んで行くという一つの良い例ですね。

(・。・;

 

自分のポジティブな面ばかりを強調されたり人にそういうものを求めたりする人ほど、その内面は非常に暗いというカラクリはそういう事から来ている訳なのです。(所謂 "外面の良い人" という事ですね~)

 

 

お釈迦様はそれを良くご存知でしたので「快感や刺激を求める事を人生の目的にするな」と、いつでも自分の心を中心に据えるという事を諭されたのですが、

未熟な人間がこの深い教えの真意が理解できる様になるには、逆に「とことん刺激を味わってみる」という経験が無ければ分からない事でもあると私は思います。

(^^ゞ

 

"刺激(興奮)" を幸せと感じてしまうと、後でその興奮した分の "落ち込み" という反動が必ず来るという事を自分の中に観察できる様になるには、やはり経験値がものを言うのでありましょう。

( ・・) ~~~

 

私達は「感動する為にこの世に生まれた」と言われますが、感動というのは「感情が動く事」ですから、そこには明るく楽しく感じるポジティブな感情だけではなく、

怒りや悲しみ、憎しみや嫉妬、そして落ち込みなどの感情を味わう事も又「感動」なのですね。

( ・・) ~ ☆彡&★彡

 

そして又ネガティブを忌み嫌ったり、あまり経験が無い人間、或いはそれらを避けている人間は他者の痛みや感情には鈍感になるのがバランスでもあります。

人の痛みが解る様な素敵な人間になるには、残念ながらネガティブな感情や感動を "自分から逃げずに積極的に味わった人" でなければなれないものなのですね。

(・・;)

 

人間に取って自然の一部でもあるネガティブな感情を積極的に味わわない人ほど、他者に対してご自分に都合の良い解釈しかできない底意地が悪い人間になって行きます。

何故なら、意地悪な心は「痛みを避ける心が生み出す "自分の中に在る怒りや不機嫌を他者のせいにする責任転嫁" 」から生み出されるものだからです。

《 ゚Д゚》!!

 

自分が誰かから心無い事をされた事に対して、自分にされたくない事としての正当防衛や自分が誤解を受けていると感じる事に対しての自分の意見、又自分の自己責任の元に相手に直接自分の意思や見解を述べる等という事は私達には必要ですが、

そういう事ではなく、もし第三者の事にかまけて勝手に腹を立てたり不愉快になったり批評家になる自分がいるなら、私は自分の内面と向き合う事をした方がよっぽど自分の心を豊かにしてくれるのではないかと思います。

( ・・) ~ ☆彡 

 

自分には関係ない第三者や外の事柄に対してネガティブな感情を感じてしまうカラクリは、ここのコラムで私は散々お伝えして来た事でありますが、

つまりその様な方達は、「元々自分の中に在る時限爆弾」を表に出す為に他者を利用しているに過ぎないという事です。

(-_-;)

 

そういう方はご自分を内観し切れていない為、自分の中に未消化の「怒り」が在るのですが、ご本人にはその自覚が無いので、いつも怒りを表現するキッカケを外の出来事の中に探すのですね。

(※自分を自ら不機嫌にするキッカケは他者・お天気・テレビ等々、何でも良いのです)

 

つまり自分の怒りを外に出す為の理由が欲しいだけであり、外の世界の出来事を単なる引き金にしているに過ぎないのです。

(^^;;

 

 

ポジティブとネガティブは表裏一体。

ですので「ポジティブでいる事が良い」とか、「いつもポジティブでいたい」と思えば思うほど、気持ちは逆にネガティブが強くなるのは当然でありますから、

さくやさんの言う様に、"自分の中のネガティブな感情に積極的" になれば、何かを引き金に自分の中に内在する怒りを外に表現する必要は無くなります。

 

 

それが自分自身や他者を含め「内観」できている人かどうかのバロメーターになるでしょう。

何故なら「自分の中のネガティブな感情に積極的になる」というのは、正にそれが「自分を内観している」という作業になっているからです♫

☆_(_☆_)_☆

 

 

 

 

 

  

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(東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ

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長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年