生活困窮者自立支援の現場から見えてきた「疲弊しないように、あなたができること」 - 家計・ライフプラン全般 - 専門家プロファイル

石川 智
オフィス石川 代表
高知県
ファイナンシャル・プランナー

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閲覧数順 2017年08月18日更新

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生活困窮者自立支援の現場から見えてきた「疲弊しないように、あなたができること」

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こんにちは、石川です。


最近うちでは室内犬を飼い始めました。


私自身も子どもの頃に親に「犬を買ってほしい」とおねだりしておきながら、結局は散歩などのお世話を親に押し付けてきた経歴がありましたから(苦笑)、子どもにせがまれた時、正直なところ、飼うことに躊躇しました。


押し付けられると予想していたのです。


ところが予想外に、子どもたちも世話を焼いてくれます。


これは有難いのですが、逆に困っことが起きてきたのです。


今朝の事、12歳の娘が犬と遊びながら

「え~、これ以上は遊べないよー!精一杯遊んだよ!」

と犬に言い聞かせていたのです。


「あのなぁ、こいつにとって、これくらい遊んでもらったからいいや!なんていう『上限』はないんだよ」


と娘に言いながら、あれっ、これってまさにあのこととも符合するぞ、と思いついたというわけです。


それが何を指すかと言うと

「生活困窮者自立支援j事業の現場で感じる、肩透かしな感じ」

です。


この4月から始まった、国の事業である「生活困窮者自立支援事業」で支援をしていて気づいたのですが、この対象になる人たちに共通していることの一つに「見通しの甘さ」があります。


この場合の「見通し」とは、私たちFPが一般相談でアドバイスすることが多い、長期的な家計の「見通し」ではなく、実は、割と短めの数ヶ月や1年程の「見通し」というも意味します。


生活困窮者支援として定義されるケース、一般的な家計相談のケースでの大きな違いは、後者は「これからのこと(中・長期的)」の相談になるのですが、前者はすでに家計自体が破綻していて、この1年以内の相談になることが多いです。


つまり、どのように先行きを見通せているかというと、生活困窮者支援のケースは、まさに足元しかみることができない状態になってしまっているのです。


更に、生活困窮者自立支援の制度にのる方の特徴として

「周りの困り度が高く、本人の困り度は著しく低い」

ということがあげられます。


で、こういうケースの人に家計のアドバイスをしていても、「糠に釘」状態から進展しにくので、

「いったいどこまで、この人たちに関われば問題が解決するのだろうか?」

という事を、支援する側が感じてしまうことも多いと思います。


そして「状況を早く改善してあげたい」と焦ると、家の娘の言葉ではありませんが「こんなに支援しているのに、上手くいかない。いったいこれ以上どうすればいいんだろう?」と思いつめてしまい、支援者の方が音をあげてしまい、疲弊した結果、その支援そのものが上手くいかなくなる、という流れになってしまうと思います。


では、どういう取り組み方をすればいいのでしょうか?


この答えは実は私自身も捜し求めている最中ですが、私の経験したケースから考えてみると

「支援する側が、支援をしたことへの相手からの結果を求めすぎずに、自分のエネルギーが枯渇してしまわないように、小さな成功でもよしとする気持ちの余裕をもつ」

という取り組み方がベターだと思うのです。


実際のところ、生活困窮者支援は、先が見えにくい仕事であることは事実ですし、支援をしていても現状から一歩も進んでいない感じることも多いでしょう。


しかし、本当は「ごくわずかの一歩」を踏み出していると、支援者であるあなたが思い込めるかどうかが、成功への一歩にも繋がるのではないかと感じています。


ではまた、お会いしましょう!



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