Tweet
新しい百人一首の覚え方
明日の小学校での「考える」の授業「かんがえようかい」では
大好きな滋賀県大津の大忠堂さんの百人一首のお菓子「ちはやふる」を頂きながら
百人一首を紐解いてみようと思います
毎年お茶席に取り寄せるお気に入りのお菓子です
あすの小学校での考えよう会（考え妖怪）で発表します
そして子どもたちと考えるワークもしてみます
楽しみです
百人一首は日本人でもなかなか馴染めないものですよね
我が家ではお正月の恒例行事でした
毎年親戚中が集まると必ず致しました
自分でも覚えているのは３歳頃かな
祖父のお膝にちょこんと座りたくさんの札をとりました
皆が「すごい！すごい！」とほめるので
うれしくて一生懸命とりました
ほめられるから覚える覚えるからとれるまたほめられる
小学校に入る頃には半分は覚えていました
６年生の頃には百首ほとんどを自然と覚えてしまっていました
今みたいに学校で大会があればたぶん優勝したでしょう
その頃の子どもたちはほとんど知らなかったですね
百人一首で遊ぶより
ゲームのバンカーズみたいなのが流行ってました
ところがこれが中学の古文の授業では
耳慣れた言葉なので古文は楽勝でした
お能を習えば知っている和歌が出て来ますし
どこで役に立つかわかりませんね
昨今では小中学校では大会がありますので
優勝目指して頑張っています
楽しんでもいるのでしょうが
暗記ものという感じもします
「あ」で始まる札は 〇〇を捜すととれる
みたいな・・・・
私の覚えた頃とはなんだかちょっと違います
私は言葉の流れの雰囲気が好きでした
父が読み上げる音程と響きが好きでした
「私にも読ませて読ませて」とよく言ったものでした
風情も楽しんでほしいなと思いますが
まずは触れてくれることが大事です
入り口はそれぞれです
いつか本随に触れることができるでしょう
とにかく百人一首で遊んでいることはうれしいことです
目くじらを立てず
「自分でその仕組みを考える」というのをやってみようと思います
恕学アカデミーでは
日本文化もマナーも「考える」で紐解いています
こうして自分で分析してみるのも楽しいですね
ちょうど１月の百人一首の大会のために子どもたちが学んでいますので
あすの授業で発表して
一緒に考えてみようとおもいます
でもでも・・・
風情を楽しむこと忘れないように
百人一首のお菓子を取り札にまぜて楽しんでいます
遊び心は大事だと思います
お菓子が取りたくて覚えちゃうということも
いろいろな興味の入り口が子どもたちには必要だと思います
子どもたちの教育は環境を作ってあげること
大事です
お菓子は滋賀県大津から取り寄せています
余談ですがこのお菓子とのご縁をくれたのは
カンナをバトンしてくれた滋賀県の大翔君でした
ありがとう
一般社団法人橘流恕学(jyogaku)アカデミーhttp://tachibanaryu.net/
一般社団法人橘流恕学アカデミーでは、マナー研修・茶道・和文化などを通して
「恕」の精神を伝えています
「恕学」とは「自分を受け入れること」「相手を受け入れること」「互いに想いを馳せ合うこと」「相手の身になる」を実践して豊かな人生を送るための学びです
橘 凛保（Riho Tachibana）
