
- 竹内 大涼
- 株式会社トーカイエフェクト 代表取締役
- 三重県
- 資金調達コンサルタント
対象:財務・資金調達
以前のブログでも書いたのですが、銀行などからの借り入れが出来ない状況で、資金調達のご相談をいただく経営者の方はとにかく目先の返済のことしか考えておらず、焦っています。
もちろん、「取引先への支払いができなくて、取引が出来なくなってしまう」とか「従業員の給料を支払わなければ従業員が辞めてしまう」ということはあるかと思います。
このような場合は、資金調達が必要なケースもあります。
しかし、「銀行や金融機関への返済をしないと差し押さえられてしまう」とか、「社会保険や税金を支払わなければ差し押さえられてしまう」という相談も多いのです。
このような場合、私が必ずお伝えしていることがあります。
それは、「銀行や金融機関が原因で会社が倒産することはない!」ということです。
もちろん、社会保険事務所や税務署も同様です。
もちろん払うものは払わないといけませんが、払えないものは払えないんです。
銀行や金融機関へのこれが「リスケジュール」というものになります。
月々の返済条件を変更してもらうのです。
これも無理な場合返済をストップしてしまうというのもひとつの手段です。
返済をストップしたからと言って、すぐに差し押さえにあったり、担保が競売にかけられるということはなかなかありません。
ただ、社会保険事務所や税務署は少し厄介です。
こういうところは差し押さえる権利を持っているため、すぐに行動を起こす可能性があります。
そこは、金融機関でいうリスケジュールのように、分割での支払いなどを話し合いの上、決める必要があります。
これからは、この事業再生についてもいろいろと書いていきたいと思いますが、まず、「金融機関が原因で倒産することはない」ということだけでも理解頂ければ、安心できる経営者さんもいるかと思います。
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