五節句「端午」と「早乙女」 - 婚活全般 - 専門家プロファイル

橘 凛保
社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
東京都
マナー講師

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閲覧数順 2024年04月25日更新

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五節句「端午」と「早乙女」

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今日は端午の節句です

い~ら~かのな~みとく~もおのなみ~~~

5月5日は端午の節句です

旧暦の午の月が5月にあたります

この午の月の最初の午の日を「端午の節句」としました

午は「五」に通じることもあって

この「5」の数字が重なる5月5日を

「端午の節句」と現在ではしています

五節句のひとつですね

(五節句それぞれにブログを書いていますので参照下さい)


鎧兜は男子の身体を守るという意味で飾られます

photo by Riho



菖蒲は刀の形に似ていることからも

また「尚武」「勝負」になぞらえて

武勇に通じるとされたこと

また 祓いとして軒下に掲げられました



端午の茶席の香合です


江戸時代 武士の時代の名残が町人の文化へと変遷する中で

端午の節句は男の子の節句として発展するのです

豊かな商人がその財力を競うかのごとく

武家にならって幟旗をあげることが

鯉のぼりとして発展しました

節句の前後は季節の入れ替わりでもあり

邪気が多くなると言われています

端午も又然り

夏に向かい 悪い病気も流行る頃でもありますね

菖蒲で邪気を祓い

鎧兜で体を守り

鯉のぼりで立身出世を祝う

そして頂くお菓子は「柏餅」です

柏の葉は次の葉が出ないと落ちないところから

家が代々途絶えず続くことを表しています



鯉のぼりも江戸時代には吹き流しと黒の真鯉だけだったものが

明治になり

大きな真鯉はお父さん 小さい緋鯉は子どもたちとなったようですね

昭和になると

黒い真鯉はおとうさん 緋鯉はおかあさん

青や緑の鯉は子どもたちとなったのでしょう

1948年には

「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」日

として「こどもの日」と定められました

そして平成の現在は

ほとんど鯉のぼりは家庭では上げなくなりました

GWの一日として家族サービスをするご家族が多いですね






さてさて

武士の時代の前はどうだったかと言うと

この日は 古くは女性の特別な日でもあったようです

「早乙女」と言う言葉をご存知でしょうか?

田植えをする女性たちです

田の神に仕える巫女の役割も果たしたようです

農耕民族の日本では行事は農耕に深く由来しますね


無料映像より拝借


八十八夜・端午と田植えの時期を迎え

早乙女となる女性は身を慎み清めるために

「忌み篭もり」をしたのだそうです


これを「五月忌み」といい

女だけで軒に菖蒲とヨモギを挿した家に籠もることがあったそうです

となれば

もともとは女性の特別な日だったのですね

武士の時代からは男子の節句として

江戸時代には庶民の文化として

現在は「こどもの日」として・・・・


さて今日は GWの行楽のまっただ中

渋滞のまっただ中でしょうか

帰宅したら 菖蒲湯につかって邪気を祓って下さいませ



穏やかな一日でありますように

そして世界中すべての子どもたちの未来が平和でありますように




一般社団法人橘流恕学(jyogaku)アカデミーhttp://tachibanaryu.net/


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