「孤独」に寄り添い「つながれる社会」 - キャリアプラン全般 - 専門家プロファイル

再木 奈生
ヒューマンリクリエイト 代表
研修講師

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閲覧数順 2024年05月03日更新

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「孤独」に寄り添い「つながれる社会」

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福岡で起こった痛ましい事件。

母親が自分の子どもを手にかけたことがわかりました。

何ともせつない事の終結にとても胸が痛みます。


私の著書

「あなただからできること、あなたにしかできないこと」は

発達障害と共に在る息子の子育てに悩み苦しみ

そこから、自分がどう変わっていったかを書いたものですが

ずい分長い間、自分や子どもの健康・将来に光を見出すことができずに

とても孤独でした。


心を開けばその「心の孤独」に寄り添ってくれる人や機関は

たくさんあったはずなのですが「心が孤独」の時は

なかなか、そこに考えもいかず、一層孤独になります。

社会で誰ともつながってないような・・。


そして、その時の体験が、今のカウンセラーという仕事や

メンタルヘルス(私もその孤独感から体調を崩していたので)

を中心とした研修講師につながりました。


だから、そのお母さんの気持ちがよくわかる、とか

きっとこれこれこういう心理で、という事ではありません。

そういう分析は「あれこれの専門家」が

きっといろいろ言ってくれるのでしょう。


でも、一筋の光も見出せなかったときの自分を

振り返ってみて思うのは、やはり「孤独感に寄り添って欲しい」

であったり「ここに孤独になっている私がいることを認めて欲しい」

という事だと思います。


カウンセラーという名称が何となく敷居の高いこともあるかもしれませんね。

同様に「カウンセリングを受ける」というのも特殊なことに

思えるかもしれません。(私もそうでしたから)


であれば、名称を変え仕組みを変えることも考えていければいい。


相談やSOSを待つのではなく、それを必要な方々に働きかけて

いかれるような仕組み作りに社会が取り組んでいけたらいいですし

一人ひとりが「自分にできることは何なのか」を考えていきたいですね。


どうか、同様のあまりにせつない事が起こりえませんように。


ヒューマンリクリエイト
再木 奈生