
「助かるね~ありがたいね~よっこらしょっと!」
ここは、ある日のランチタイムの藍屋。
すかいらーくグループが経営している和食ファミリーレストランです。
この店は、1階が駐車場で2階が客席になっている、いわゆるピロティタイプのお店です。
その藍屋の玄関ホールにあったのが、「靴を脱ぎ履きする時に腰掛けるための椅子」でした。
この店の主な客層は、近隣住民。特に和食の店と言うこともあってシニア層のお客様が多く来店されています。
そのシニアの方に少しでも不便を無くそうと工夫しているのがこの椅子なのでしょう。
使わないひと、若いひとにとっては、気がつかないかも知れないひっそりとした存在感の椅子なのですが、どこかに腰掛けて靴を脱ぎ履きしたいな~と考えておられる方には、とても親切で優しい工夫ですね。
素晴らしいです!
さて、もうひとつ同じような工夫があったのが、永福町のピッツエリア、マッシモタヴィオ。
この店は、1階の正面入口を入ると、すぐに大きな広めの階段があり、その階段を10段程度上がったところ、つまり中2階に客席があると言う構造になっています。
その為、外からは1階のお店のように見えても実は、階段を上がらなければならないため、足が不自由な方や、車イスを使われている方には、使いづらいお店なのです。
しかし、このマッシモダヴィオには、自店舗の建物のせいでお客様に悲しい思いをさせないような工夫がされています。それが、写真のような、着席式の階段リフトなのです。
このようなリフトは、駅などの公共施設や病院やお役所、介護施設などではよく見るのですが、このマッシモのようなごく普通のレストランで見ることはあまりありません。
マッシモタヴィオは、ピッツアの評価もムチャクチャ高いお店ですが、お客様に愛されるその理由には、こう言う「優しさ」があるからなんだろうなと思いますよね。
お店を経営していると、お客様から、「本当はもっと利用したいんだけれど、『階段がね~』とか『靴を脱ぐのがね~』」とか、色々と面倒な障害を何とかして欲しいというお話をよく伺います。
しかし、2階にあるという立地を簡単に1階にするなんて事はなかなか出来るわけではありません。
リフォームでエレベーターを設置するという方法もありますが、設置スペースや予算的な壁もたくさんあります。現場の想いだけではなかなか解決できない苦しさがそこにはあります。
また、そのお店には、多くのお客様に来て頂き、その上で利益を出すために、深く考えられた事情やコンセプトがあります。なので、それを簡単には変えることが出来ません。
でも、「お客様への優しさ」をとことん考えて行けば、最初は小さな工夫でも、それが徐々に大きな支持となって、もっと大きな工夫に進化していくこともあるかも知れないのです。
マッシモタヴィオの階段リフトも、最初は小さな工夫から始まったのかも知れません。
後付けのエレベーターを設置しているようなお店もまた然りです。
もしかしたら、藍屋の玄関の椅子も、それがキッカケで、そのうちもっと大きな工夫が成されるかも知れません。
いずれにしても大切なことは、「うちでは出来ない」と考えてあきらめるのではなく、小さな工夫を少しずつ進化させていく、「優しさ」と「向上心」があれば、いずれ大きな改善となって、更にお客様の支持を集めることになるのだと思います。
今後の、あなたの店や藍屋やマッシモタヴィオの工夫が、さらなる進化をして行くことを楽しみにしています。
みんな、顔晴れ~
ちなみに、に設置している「階段リフト」は、オットーリフトさんの製品のようです(未確認ですが・・・たぶん)
藍屋の公式ホームページはこちら
http://www.skylark.co.jp/aiya/
マッシモダヴィオの公式ホームページはこちら
http://www.massimottavio.com/
オットーリフトの公式ホームページはこちら
http://www.otolift.co.jp/
家庭用階段リフトって、こんなのです。Youtube動画(オットーリフトの公式ホームページより)
https://www.youtube.com/watch?v=MTQlR5a5hYg&t=27
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