そのスマホ対応は間違っている2〜 買う気にさせる97の脳科学マーケティング#9 - Webサイトリニューアル - 専門家プロファイル

谷口 浩一
株式会社チームデルタ 代表取締役
千葉県
Webプロデューサー

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閲覧数順 2024年12月11日更新

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そのスマホ対応は間違っている2〜 買う気にさせる97の脳科学マーケティング#9

- good

  1. 法人・ビジネス
  2. ホームページ・Web制作
  3. Webサイトリニューアル
サイトプロデュースの現場から

急激に増えたスマホユーザーにより

従来型ホームページへの不満で多方

面に影響が出始めています。

 

こうした状況に多くの企業はスマホ

サイトを用意することで対応しつつ

あります。

 

ただし、スマホユーザー、サイト利

用者の気持ちを読み違えると、ある

いは読もうとしなければ、スマホサ

イトを用意するだけでは決して十分

な対応とはならない、というのが前

回のコラムの主旨でした。

 

 

こんにちは。

チームデルタの谷口です。

 

 

思い出してください。

 

スマホを使ってスマホサイトにアク

セスしながら、わざわざPC用サイ

トにアクセスし直したことがあると

答えた人が60%もいるという事実。

 

このことから何がわかりますか?

 

はっきり言います。

 

多くのスマホユーザーは、

 

【スマホサイトにも満足していない】

 

ということです。

 

 

僕らの業界も、Webでビジネスする

企業も、スマホサイトを用意するこ

とだけに意識を集中させていると、

肝心な

 

【買い手の気持ち】

 

そっちのけになりかねません。

売り手の勝手な論理がいかに不毛か

そろそろ僕らの業界も、多くの企業

も気づかなければなりません。

 

 

もう1度言います。

利用者にとって、売り手の論理なん

てどうでもいいことなんです。

 

では、いずれの利用者も満足できる

理想のホームページ、すなわち、

 

ーーーーー

いずれの機器においても見慣れた

デザインで、情報が充分にあり、

それらが探しやすく整っており、

情報に関する満足度が高く、かつ

機器の特性に沿った操作性や閲覧

性に満足できるホームページ

ーーーーー

 

を設計・制作するにはどうすればい

いのか、というのが今日のコラムの

テーマです。

 

 

スマホ、PC、タブレット。

閲覧機器を選ばないホームページの

作り方の1つとして、

 

「レスポンシブデザイン」

 

があります。

レスポンシブ・・あなたも1度くら

いお聞きになったことがありませ

んか?

 

1つのソース(HTML)で複数のデ

バイス(PC、スマホ、タブレット)

に対応でき、閲覧デバイスに最適な

レンダリングを行う手法でGoogle

もこの方法を推奨しています。

 

 

確かにこの方法で多くのことが解決

しますが、まったく解決しないこと

もあります。

そもそも、レスポンシブデザインさ

れたサイトをスマホに都合よく見せ

るにはどうするか、その仕組を簡単

にお伝えしておきます。

重要なことなので頭に留めておいて

ください。

 

まずはこれを見てください。

こんなふうに情報のかたまりが並ぶ

ホームページがあります。

よくあるホームページの構成です。

トップページがイメージしやすいか

もしれません。

 

 

1 2 3

4 5 6

7 8 9

 

 

これをスマホで見る時にはこんなふ

うに並べ替えます。

 

 

または

 

 

スマホ向けに一部の情報をはしょる

サイトもけっこうあります。

 

確かにこれだと横幅のせまいスマホ

でも表示できます。

文字サイズも大きくできますよね。

ただし、前回のコラムの調査結果か

ら明らかになっている、

 

・情報が十分でない

・情報が探しにくい

 

というスマホユーザーの不満を生じ

させる原因にもなっているわけです。

 

少し極端な例えですが、

 

【小さな窓をのぞきながら、広いグラ

ンドを見渡す】

 

そんな不便さに似ていませんか?

 

賢明なあなたなら既にお気づきです

よね?

 

1つのソースで複数のデバイスに対

応することが便利なのは、

 

【ホームページの運営者】

 

であって、閲覧者にとっての最善策

ではありません。

レスポンシブデザインは万能ではな

いんです。

もっと正確に言うと、

 

【レスポンシブデザインだけでは

利用者を満足させることはできない】

 

ということなんです。

 

では、どうすればいいのか。

 

 

ここからはチームデルタが2013年

から積み上げてきた独自の考え方を

もとにお伝えします。

 

ーーーーー

いずれの機器においても見慣れた

デザインで、情報が充分にあり、

それらが探しやすく整っており、

情報に関する満足度が高く、かつ

機器の特性に沿った操作性や閲覧

性に満足できるホームページ

ーーーーー

 

を実現するためには新しい発想に基

づいた設計が必要になります。

 

すなわち、ベースになるPCサイトの

設計を一から変えてしまうんです。

特に発想を改めるべきはトップペー

ジ。

 

少しトップページ限定で話を進めま

す。

そもそも多くのトップページは、

 

 

【目的ページに誘導する索引ページ】

 

 

として機能してきました。

この、【索引】という中心的役割

を変えてしまうんです。

いずれの閲覧機器にも都合のいいレ

イアウトにするには、機能から変え

る必要があります。

ただ、この機能変更も大きなメリッ

トをもたらすことをこのあとでお伝

えしています。

 

その前に1つ、重要なことをお伝え

しておきます。

ちょっとだけ頭のすみっこに留めて

おいてください。

 

スマホユーザーは、PCユーザーに

比べ、1回の訪問で閲覧するページ

数が、30%〜50%程度少なく、

ホームページへの滞在時間もやはり

30%〜50%程度短い、ということ

が当社の調査でわかっています。

 

 

賢明なあなたなら、もうおわかりで

すよね?

 

そうです。

 

スマホユーザーはPCユーザーほど

ゆっくりじっくりホームページを見

てくれないんです。

 

さて、話を戻します。

トップページの役割を大きく変えて

しまうとはどういうことなのか。

 

チームデルタでは、

 

【索引】機能中心ではなく、トップ

ページそのものを、ターゲットに照

準を合わせた、

 

【単独完結型ページ】

 

という新たな機能を持たせることを

提唱しています。

 

そのホームページの目的、すなわち

 

・ホームページで何をしたいのか

・ホームページで何を得たいのか

 

をトップページでほぼ実現できる構

にするんです。

 

ついでに言うと、2階層の多くのペ

ージも、これに合わせて、トップペ

ージ以上に絞りこんだターゲットに

向けた、

 

【単独完結型ページ】

 

にしてしまいます。

もちろん、相互に情報を補完しあう

機能(グローバルナビによる各ペー

ジのリンク)は持たせます。

ただし、

 

【単独で完結=閲覧者が満足】

 

となるよう、必要十分な情報を各ペ

ージに持たせるんです。

各ページ間を行き来して情報を頭の

中でまとめるのではなく、1ページ

の中で筋道立てて1から10まで

伝えるわけです。

 

それにより、特にトップページの

レイアウトは大幅に自由度が増し

レスポンシブデザインのメリット

を最大限に活かした、PCにもスマ

ホにもタブレットにもジャストフ

ィットさせることができるように

なります。

 

すべてのホームページにこの方法

が適用できるわけではありません。

情報量や商品数が多いサイトには

向きません。

 

でも、通常の企業サイトや比較的

高額な商品、サービス向けサイト

であれば多くの場合、いい結果を

生み出します。

 

具体的に示すと、ホームページの

レイアウトは以下のような、

 

◯2カラム

 

1 2

3 4

5 6

 

◯3カラム

 

1 2 3

4 5 6

7 8 9

 

でデザインするのではなく、はなっ

から1カラムで設計します。

 

そうしておけば、

PC/スマホ/タブレットのどれで

見ようが、デザイン、情報量、閲覧

性、操作性の問題は最初から生じな

いんです。

 

どれで見ても、ほぼ同じ見た目にな

るわけですから。

 

1カラムでの設計は、多くの情報を

コンパクトに網羅させる索引レイア

ウトにはまったく向きません。

だから、索引としてではなく、まっ

たく異なる役割を持たせたまったく

新しい設計が必要になるわけです。

 

もちろん、スマホの特性を活かした

メニュー設計や発信機能の配慮は必

要になります。

 

この設計に基づいたホームページは

Googleなどの自然検索からの誘導、

流入にも効果を発揮します。

 

ちょっと話をそらしますが、少し大

胆な発言をさせていただければアホ

なWeb制作業者の多くはトップペー

ジで検索上位を獲ろうとして大間違

いな設計をします。

 

成果を出せる業者は、多くの場合、

2階層各ページにそれぞれのターゲ

ットを誘導できるように、2階層各

ページそれぞれで検索上位が獲れる

よう設計します。

トップページで上位を獲るよりも、

こちらのほうがよほど重要だと考え

るべきです。

成果を出したいなら。

 

実は商用サイトとして成立させるた

めに当然のことなんです。

 

検索から誘導し、入り口となった

2階層各ページに必要な役割を考え

てみてください。

トップページに誘導することでしょ

うか?

 

一人一人の閲覧者にとっては、最初

に見たページで目的が達成できる、

欲しい情報が得られることが理想で

す。

 

すると、それぞれのページで完結で

きる(必ずしもコンバート=売るこ

とではない)ことが理想になります。

 

 

既にあなたはお気づきですね。

こうしたことからも、

 

【トップページ=索引】

 

という中心的役割は既に求められて

いない場合が多くなってきています。

 

1つの証拠をお見せします。

多くのサイトにおいて、直接(すな

わち一番最初に)トップページにア

クセスするのは、すべてのアクセス

の多くて2割程度です。

10人のうち8人以上は、トップペー

ジ以外の他のページに直接アクセス

してきます。

 

こういうデータからも、トップペー

ジが索引でなければならない理由は

希薄になります。

 

 

トップページが大胆に機能を変える

ことで、PCにもスマホにも非常に

都合のいいサイト設計ができるよう

になります。

また、実はこうすることが、スマホ

の特性を大いに活かして、素晴らし

く使い勝手がよく閲覧性に優れた

ホームページを設計することができ

るようになるんです。

 

多くの閲覧者が、ダイレクトに2階

層各ページにアクセスしている事実

と合わせて、2階層各ページの在り

方が、スマホユーザーの爆増によっ

て変わってくると思います。

 

 

また長くなってしまいました。

次回は、この、PCでもスマホでも

理想的な閲覧が可能になるホーム

ページの具体的な制作ポイントと

それらを反映させて設計・制作さ

れた実際のホームページをご覧い

ただきます。

 

なので楽しみにしていてください。

一気にチームデルタのノウハウを

みなさんに開放しますので、ぜひ

ご活用いただければと思います。

 

 

今回も長い文章を最後までお読みい

ただきありがとうございました。

 

 

さぁ、本日もハッピーワーキングで

まいりましょう。

 

 

 

今日がみなさんにとって実り多き1

日でありますように。

 

 

 

チームデルタ

谷口浩一



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