ファイナンシャル・プランナーの釜口です。
よろしくお願いいたします。
生保不払い問題でクローズアップされた大手生保販売の制度疲労。
これからの生命保険の販売は、生保不払い問題を契機に劇的な変化の時代に突入するでしょう。
インターネットだけで契約締結してしまうという動きが広がり、解禁された銀行窓販も今後除々に浸透してくるはずです。
以上を踏まえ、保険販売の歴史とこれからの保険販売のゆくえというお題目で3回シリーズの1回目です。今回は生保販売の歴史についてです。
◆ 戦後〜高度成長期には、大手生保の生保レディによるGNP販売が主流
※GNPとは「義理」「人情」「プレゼント」である。
戦後、生命保険会社の商品内容はほとんど差がなく、生保レディの方々が職場や家庭に一件ずつ訪問する営業手法で、数で勝る大手生保が優位だった。
この時期の保険会社はいかに多くの販売人を確保するか、またその販売人への教育制度をいかに充実させるかに重点をおいていました。
また、この時期には死亡時だけでなく、災害時の傷害や疾病時にも保険金を支払う特約制度が始まり、「定期付き終身保険」が主流になった。
「日本人全員が中流意識で、入る保険もみんないっしょ」
ある意味で、大手の保険会社にとっては、良い時代でした。
シリーズ2回目は、生保の歴史について、「外資系生保の参入」についてです。
次回をお楽しみに…