- 曽根 省吾
- 株式会社塗装職人 代表
- 神奈川県
- 一級塗装技能士
対象:リフォーム・増改築
- 木下 泰徳
- (アップライフデザイナー)
- 溝部 公寛
- (建築家)
外壁のはがれ。
戸建ての場合ならまずけが人が出るレベルなんてことはありませんが、マンション、ビルとなるとそういうわけにはいきません。
今日、品川と歌舞伎町では外壁がはがれて歩道に崩落したというニュースが。
タイルが下地のモルタルからドッサリはがれていました。
もうひとつはビルの屋上付近の斜壁のモルタルが、やはり大きい面積で剥がれていました。
かろうじてロープで固定されていましたが、今にもずり落ちそうな感じでした。
怖いですね・・
通行人にケガがなかったのが幸いでしたが、幅数メートルということですから、もし人の頭上ということを考えると、たぶんひとたまりもないと思います。
そして気になったのが昨日の寒波による氷点下です。
都内や神奈川県内、特に横浜が氷点下になるということは私自身あまり聞いたことが無いので、丁度一昨日のブログでは外壁の凍結による浮きやはがれについて触れていました。
今回の事故が必ずしもそうだと言い切れませんが、外壁のはがれのニュースはそうそう聞かれることではありません。
しかも氷点下になったその日のうちに2件の事故。
私には関連性があると思ってます。
外壁モルタル下地の下にクラックから浸透していた水分が凍結して膨張し、はがれの危険性を加速させたというふうに。
おそらくもし大規模修繕を行っていたとしたら、今回の外壁のはがれ部分では、顕著な浮きの診断がされていたはずです。
ただ見積もり調査では、高所にある浮き補修やタイル貼り替えの面積を出すのが困難で、実際には足場を組んでから打音検査して行う「実測精算」になります。
修繕積立金に余裕があってもはっきりとした予算を出しにくいので、理事会も工事が終わってからでないとスッキリしないところですね。
ちなみに場所や状況よりますがブランコや高所作業者による調査というのもあります。
外壁に不安がある方は一度ご相談ください。
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