昨日は、箸のマナーについてお伝えしました。
今日は、知っているようで知らない、割り箸の種類についてです。
お弁当を買った時、お手拭と一緒に割箸を渡されたり、
飲食店でも、割箸を利用した経験があると思います。
この割箸にも、使う目的などにそって、種類があるのをご存知ですか?
現在、同じ形でも、
木の材質が違うものなど、その数は100種類を超えるそうですよ・・・。
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■ お手元(割り箸の種類)
身近なものだと、『丁六箸』 ⇒ 箸全体に角があって質素なものです。
箸の長さが他のものに比べ短いので、すこし使いずらいのが短所ではありますが、
コンビニエンスストア弁当等に多く使われています。
『元禄箸』 ⇒ 元禄箸は角を削って、さらに割れ目に溝を付けて割りやすく加工してあるものです。
ビジネスマン等が利用している、 立ち食いそば店などに使われています。
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おもてなしのためのお箸は、
茶人 「千利休」 が心と心の交流を大切に、おもてなしのために作った「利久箸」という割り箸があります。
千利休は茶懐石で客人をもてなす日の朝、
杉の木から一膳一膳小刀で、自分で削って作ったお箸で、客人をもてなしたと伝えられています。
千利休は杉の香りまでも、客人のおもてなしに使っていたのです。
名称については、
利「休」箸ではなく 利「久」箸と書きます。
その理由は、
商人たちが 「利を休む」 ことは縁起でもないとして、「利久箸」とした説が残っています。
今でも高級料亭などで、
お祝いの日の食事会や特別な席でお出しするそうですよ。
お客様へお食事を用意する際、
『箸』が必要な時は、 『箸』にも気を配れる女性で在りたいですね。
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