今回は、日本人の方に多い「甘え体質」というものは、一体何処から来るのでしょうか?というお話しを・・・。
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日本人の方は、思考の奥に「頑張っているから、認めて欲しい」というものを無意識にお持ちの方が、本当にビックリするくらい多いです。(^^;
殆どの方が、その "自分が頑張る" 事ばかりに目が行き、大事なものが欠落しているのですが、大概の方はそういう視野が全く無く、そこに私は日本人の「甘え体質」と「幼児性」を感じてしまうのです。(; ̄O ̄)
私は、自分の中にいつも、その "頑張り" が「認められるか、認められないか」と判断する物差しを持っています。
それは何かと言うと、その "頑張る" 事の方向性、つまりそれが「行き着くものの先」を観て判断するという基準です。
その行き着く先が「正しい」ものなのか「正しくない」ものなのかで、私の評価は分かれます。
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ではその「正しい」「正しくない」の判断の基準は何なのでしょう?《゚Д゚》???
それは最終的に「その行為は、自分の為だけでなく人々にも喜ばれているか?」「本当に人様のお役に立っているか?」というものであり、
その上で、更にもっと大事な基準は、その事で「全体が上がって、向上して行くものなのか?」というものだと、私は思います。☆彡
人はそれぞれのレベルにより、求めるものが違って来ます。
例えば「怠け体質」の方は「怠惰を許してくれる人」が優しく見えるし、欲だらけの人には「自分の欲を満たしてくれる人」が、自分に取っては良い人に見える事でしょう。
でも向上心のある方は逆に、「時に自分を本気で厳しく叱って、自分を上げてくれる人」に愛を感じるかもしれません。
その様に「人様に喜ばれる」というのにも、微妙な違いというものがあるので、多くの方が判断が難しくお感じになるのではないでしょうか?
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最終的に「全体が上がる」という結果に行くのが「正しい方向と判断」であるのですが、何事も向上して行く時に、それまでの歪みや偏りを取らなくてはならない事が生じる場合が多く、
しばしばその改革には「痛みが伴う」事がありますので、多くの方はそこを恐れて、正しい方向にシフトチェンジをするのを怖がったり、面倒くさがって避けてしまったりという事も起き易いのが、この世の常と言っても過言では無いかもしれません。(ー。ー;)
ちなみに、この巷で良く表現に使われる「頑張り」という事には、実は大きな落とし穴が有るのを皆様はご存知ですか?
特に日本人が陥っている、その落とし穴とは一体何なのでしょう?《゚Д゚》???
それは、"頑張る" という行動の「根」に何が在るのか?という事を、キチンと把握される事で観えて参ります。
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その頑張りは何の為にされておられるのでしょう?
もし、それが、
「人に褒めてもらう為」
「人から嫌われない為」
「人から何かをもらう為」
などである場合、人は「頑張っているのだから、認めて欲しい」という発想になるのです。
つまり「何かの見返りを求めてする=依存や保身から来る行為」は、決して自分から行動を起こすという「自立した行為」では無いので、そこから生じて来る心理なのです。
人は「自分から本当にしたい事」をしている時は「人に褒めてもらいたい」という事などには、余り関心は無いはずです。
何故なら、それをしている時にはすでに「自分の充実感で心が満たされている」からです。《゚Д゚》~ ♡
そういう人に取っては他人から「褒めてもらう」という事は「おまけ」の様なもので、有っても無くても良いものというか、自分の中であまりそちらには比重を置かなくて済むのです。
そして、レベルの高い人ほど「頑張っている」という感覚とは違った、「自らの努力」という充実した感覚を持つ様になって来るのです。《゚Д゚》☆彡
そういう人が成す行為は、常に自分からの「自発的」なものになるので、人から認められようが認められまいが、或いはけなされようが、「本当に自分のやりたい事」は変わらない訳なので、周りがどうあっても、落ち着いて淡々と進むものなのです。
そして、そういう自立した方のみが、真の意味で「人様の向上の為に、役に立つ様な人間」になれる可能性があります。
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もし「正しい」方向に向けて「頑張って」いるならば、その人の中には、間違いなく「充実感」と「静かな喜びから来る情熱」というものが得られているはずですので、
皆様も是非、参考になさってみて下さい。
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そして、私はそういう方を、真の「大人」と表現致します。
《゚Д゚》☆彡☆彡☆彡
何か縁取りレースの様な、エレガントな雲ですねぇ♫
《゚Д゚》~ ♡
このコラムの執筆専門家
- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年