「三日間の視力」
盲目で聾唖という三重苦の障害を克服し、
社会福祉の事業に生涯を捧げたヘレン・ケラー。
彼女が『三日間の視力』という随筆の中で、
もし三日間だけ視力を与えられたら、
それをどう使いたいかについて述べています。
そして、その随筆の最後を、
次の言葉で締めくくっています。
明日は視力がなくなるかもしれないという気持ちで、
あなた方の目を、大切にお使いください。
このヘレン・ケラーの言葉を読むとき、
一つの思いが、心に浮かびます。
この言葉は、
仮定の言葉ではなく、真実の言葉です。
なぜなら、
我々もまた、何十年かの後には、
この世界を見ることはできなくなるからです。
それが明日ではなく、
たとえ、数十年後であるとしても、
我々は、いつか、
この世界を見ることはできなくなる。
そうであるならば、我々は、
この「永遠の一瞬」の時間の中で、
何を見つめ、
歩むべきなのでしょうか。
そして、
何を心に残し、
去るべきなのでしょうか。
(※「自分であり続けるために」 田坂広志 著 より)
この雲の感じ・・・、何か優しげで好きデス♫
頂いた命を、精一杯生き抜く・・・!《゚Д゚》☆彡
そこに私は人間の「尊さ」を見ます。
「そのうちに・・・」 (怠惰)
「私なんて・・・」 (卑下・いじけ)
などと言って、自分のやるべき事を避けたり、怠けたりしていると、
アッという間に死んでしまいますよ!(笑)
ちなみに、「やれば私はできるのに・・・」も、ただの妄想なので・・・
やって下さい!? (笑)
(^^;;
このコラムの執筆専門家
- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年