行き先を知らない飛行機
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徒然日記
2014-10-10 21:16
つい先日、一枚の紙をめぐって争っておりました。
紙一枚で何をケンカしているのかと思ったら、二人とも、その紙にスタンプを押したいとのこと。
しかし、残りが一枚しかないから、その一枚をめぐってケンカしていたとのことでした。
正直、どうでも良い話なのですが…(笑)
上の娘が8歳になり、そろそろ話しをしても分かる頃かと話しをしてみました。
「花音ちゃんは幸せになりたい?」
「うん。」
「何をしてたら幸せ?」
「ご飯を食べてる時!」
「じゃあ、ご飯をずっと食べてるだけで幸せかな?」
「ううん、それだけじゃない!」
「なら、幸せって何だと思う?」
「う~ん…。分かんない。」
「話しは変わるけどさ、花音ちゃんにコンビニで買い物を頼んだら行ける?」
「行けるよ!」
「なら、もしパパが買うものも行先も言わなかったとしたら買い物出来るかな?」
「どこに行っていいのか分からなかったら行けないよ。」
「そうだよねぇ。じゃあさ、幸せが何なのか分からなかったら幸せになれるかな?」
「う~ん…。」
「幸せって何だろうねぇ?」
ちょっと考える時間を置いてから、また質問しました。
「もしみんなが自分のことばっかり考えてたらどうかな?パパは自分の働いたお金で買った服だから返せって言って、ママは自分の分のご飯しか作らないで、洗濯もしなかったら…。」
「困っちゃう。」
「そんな人ばっかりの世界だったらどう思う?」
「そんなの嫌だ。」
「嫌だよねぇ。パパも嫌だな。でも、花音も水斗も同じようなことをしていたのかもよ。一枚しか無い紙を取り合ってケンカして…。」
考えている様子の花音に、更に質問してみました。
「じゃあ、どうやったらみんなが幸せになれるかなぁ?今回の場合だったら、どうしたら争わないで幸せに遊べたと思う?」
横で3歳の水斗が聞いていたので、何となく水斗にも聞いてみました。
「水斗だったらどうする?」
「わかんない。」
「ちょっと難しいかもしれないけど、考えてみて。」
と言ったら…。
「一緒に使う?」
と、3歳の水斗から答えが返ってきて驚きました。
「そう!そうだよねぇ!一緒に使ったら良かったねぇ。」
そうしたら、二人で同じ紙を使って仲良く遊び始めました。
幸せとは何なのか?
幸せへ向かうためには、何をしたらいいのか?
それを親自身が知らなければ、子供に伝えることも出来ません。
飛行機の機長に、「どこへ向かっているんですか?」と聞いて、「さあ?」と答えが返ってきたら、そんな不安なことは無いかと思います。
飛行機の機長が親自身であって、乗客が子供なのです。
そんな飛行機に乗っている乗客が可哀想でなりません。
親が幸せの意義を知らなければ、連れて行ってあげることは出来ません。
まずは目的地をハッキリさせないといけないのに、飛行テクニックばかり身に付けても仕方無いのです。
宙返りが出来る飛行技術を磨くよりも、目的地を知ることの方が先のはずです。
子供を幸せにしたいと思っていたとしても、親自身が幸せを感じていなければ、道案内をしてあげることは出来ません。
だからこそ、まずは幸せの本質というものを知って、自分自身が幸せになってもらいたいなぁ…と思うのですよね。
「幸せとは何か?」
誰かに教えてあげることは出来ますか?(^_-)-☆
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