- 深澤 熙之
- 昭和アルミ株式会社
- 埼玉県
- 建築プロデューサー
対象:リフォーム・増改築
- 木下 泰徳
- (アップライフデザイナー)
- 溝部 公寛
- (建築家)
外貼りの断熱だから、珪藻土さえ使用すれば、漆喰、シックハウス対策建材、調湿建材といろんな製品の情報が多く、インターネットに公開されるようになりました。
ですが、その一つ一つの製品、素材の利点とメリットだけを見れば、確かに大変良さそうな、魅力のある製品ばかりです。
ですが、珪藻土でリフォームしたのですが、外断熱リフォームをしたのですが、効果がありません。カビが出てきましたという相談件数も数多く増加してきました。
カビ・結露で悩んでいる方はすがるような思いで、珪藻土を使えばカビが防止ができるのではとおいいう望みと希望を胸に信じて、リフォームをしたらカビが発生してしまった!
そこで施工したところでどうなんだ?と相談したらそれはうちのせいじゃない!他に原因があるという、責任逃れな説明で納得がいかないという相談件数が圧倒的に多いです。
結論から言えば、カビ・結露対策のリフォームは家全体をよくわかっていて、そういったカビが出ない家に改善するには、部分的に良い素材を使用してもカビが出る根本を直さないと、解決や改善ができません。
簡単に言えば、素材を活かす、施工方法、家全体を考えて、その素材を使用して本当に解決できるリフォームできるかどうかを考えて、判断していかないと、結局は実際に住んでいる方は何の解決もできず、苦しんでいく事になります。
日本の場合は少ない情報の中で判断をして後で後悔や失敗をしたと思いになるリフォームをされている方がいかに多いかという言う事に驚きを感じているところです。
素材のメリットというより、素材や家全体を考えて、正しい施工方法という『工事がいかに大事か』という事を痛感する毎日です。
どんなに良い素材でも利点や欠点はあります。その欠点をいかにカバーしていくかという事も工事が重要です。
また、工事方法が間違った認識で施工されており、利点がでなかったり、その利点が欠点になってしまっているというリフォーム工事が数多くあるのも実際の事実としてあります。
リフォームで大事な事は『長年と実績と経験が必要であり最も大事な部分です』