続けていることは何ですか?
やりたくなくても、やらなくてはならないことは
確かにあって、続けることもありますね。
でも、イヤイヤやっていても結果にはなかなか
つながらないもの。自分も面白くありません。
楽しくない、プッツリ切れたときは、逆に休んで、
気分転換をした方がいいときもあります。
考えてもみれば、アドレナリン出しっぱなしで、
ずっと集中を保ち続けていたら、寿命が
縮まってしまいますし、それは無理というもの。
集中力を持つことは大切ですが、必要なときに
しっかり集中できるように、普段はリラックスして
いることも同じくらい重要。
リラックスするには、笑うこと、自分が楽しいと
思えること、それから、こだわりを持ちつつも、
固執する気持ちは手放すというような、微妙なバランスの
気持ちを持つことなどが手助けしてくれます。
そういえば、先週プロトライアスリートの今泉奈緒美さんの
お話を伺ったときも、いくつか印象に残った言葉が
ありました。
長距離を走っていて、まだまだあると思うと辞めたくなるけど
そんなときにどう気持ちを持っていくか、という質問が
ありました。
長距離を走るだけでなくても、人生ではそんな風に
思うことはあります。
進行役のこちらもプロトライアスリートの白戸太朗さんは
「つらいときは、逆にああ、今自分はつらいんだな」と
認めてしまって、後はもう自然に上がってくるのを待つ、
というものでした。
レース中でもわけもわからずつらいときもあるし
逆に、そうかと思えばふっと楽に進むときもあるそうです。
これ、私もフルマラソンの経験から、同感します。
つらいときがあるなら、楽になるときもあるから
つらい気持ちにフォーカスしないことが重要なのです。
つらいと思っていると、余計にしんどくなります。
今泉奈緒美さんは、残りの距離はできるだけ見ないように
しているんですって。見たくなくても目に入ってくることは
あっても。
つまり、今この瞬間のことだけ考える、ということですよね。
残りの距離の長さを見て考えていても面白くないですから。
今に集中することには、こうしたパワーがあります。
それから、練習でもイヤイヤやっているとケガの素だし
何より暗くなるから、そういうときはできることだけ
少しやって、あまりイヤにならないようにして、とのこと。
モチベーションが上がらないときにイヤイヤやっていると、
確かにケガするし、ケガだけでなく、病気をします!
会社行きたくないときは朝なかなか起き上がれないし、
風邪も引きやすくなったりします。風邪を引いたら、
またなかなか治らないのも特徴。
身に覚えがある方も多いのではないでしょうか。
(私もアリ笑)
やらなくてはならないことの中から、楽しいことを
普段から見つけておく、息抜きの方法を持っておくことで
イヤイヤやらずにすむなら、そちらがベターです。
それでもイヤなら、もう一度自分の方向性を見直したり
自分の中の価値観や、やりたいこと、好きなことを
やはり見直してみたほうがいいのかもしれません。
また、イヤイヤながらも続けているエネルギーが
あるなら、それはそれで素晴らしい根気と忍耐です。
その力を自分で認めてあげてください。
そして、もし自分が本当にやりたいことや興味あるのことに
エネルギーを向けられれば、どれくらい力を発揮できるか、
想像してみましょう。
いずれにしても、イヤイヤながらではなかなか
続けることができなくて結果を呼びませんから、
気持ちを切り替えられることに意識を向けてみてください。
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このコラムの執筆専門家
- 小倉 美紀
- (パーソナルコーチ)
- エナジー・コーチ エナジー・コーチ
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もっと自信を持ってバランス良く、元気にハッピーになりたい方(主に20~40代の女性)に向け、コーチングやセミナー、講演を実施しています。人生の幸せ、ビジネスの成功や自己実現のために、枠に捕われない考え方を提供し、内面から強くサポートします。
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