今回の "おしゃれ" のテーマは、多分どなた様も気になる、或いは興味津々ではないかという「食生活」に付いて触れてみようと思います♫ (^^✿
日頃皆様は、どんな食生活をされておられますか?
多分これは、多くの方が日頃気にはされてはいるけれど、なかなか決めた事を実行できなかったり、日常でいつも悩まれたりする事の一つではないかと思います。
何故なら、日本は今 "飽食" の時代だからですね。
世の中には色々様々な食生活スタイルがあるので、「どれを選べば良いのか?」とか、「自分の好きな物も食べれないなら、これは自分では無理だ!」と、最初から選ばれないものもお有りでしょう。
「食」に付いてお話しする事がデリケートで大変難しいものになるのは、"食べる事" が人間の持っている生きる為の本能である事に加え、「できるだけ美味しいものが食べたい!」という欲望が絡んで来るからです。
ですので、ここでは私から「食生活にはこれが良い」とか「こうするべきだ」等のお話しはしない代わりに、私の体験談をお話ししようと思います。(^^♪
私が玄米菜食に初めて興味を持ったのは、バレエダンサーとしてバリバリの若い20代の頃に、足を怪我して半年間舞台に立てなかった事がキッカケでした。
どんな治療をしても治らずにいた時に、当時バレエ教師だった方から鍼治療を勧められ、そこの鍼の先生から体質改善に「玄米菜食」を勧められたのでした。
今思えば、それが今で言う「マクロビオティック」スタイルの食生活だった訳ですね。☆彡
その時に院長先生に言われた「食べてはいけない物」リストをここに挙げてみましょうか?
「肉・魚介類・卵・牛乳・乳製品・生野菜・精製された白米・パン・砂糖・過剰な水分・化学調味料」など。
これを見て「んじゃぁ、何を食べれば良いのか!? これじゃぁ、食べれる物がないじゃないかッ!!」とお怒りの湧いて来るそこのアナタ様。 どう、どう、どう・・・。(笑)
又、食べて良い物としては、
「玄米・精製されていない自然塩・根菜類を始めとする温野菜(野菜は必ず加熱)・豆類(お醤油・お味噌などの調味料やお豆腐やグルテンなどの植物性蛋白質 含)・ゴマ油などの良質の植物油・海藻・ゴマ・ナッツ(いずれも摂り過ぎは厳禁)」などでした。
当時、私は死ぬほど(!?)踊る事が好きでしたから、舞台に復帰できるなら「どんな事でもする!」という、それこそ "藁をも掴む" 思いで、「トライしてみよう!」と決めて、当時は母に協力してもらい始めてみた訳ですが・・・。
これがナ・ン・ト!
3日間で足の痛みが完全に取れ、体がスッキリと綺麗に痩せて、今までに味わった事の無い身体の心地良さと軽さを感じたのです!《゚Д゚》!!☆彡
これは今思うと、身体がデトックスされて内臓が元気になり、得られた美と健康だったのだと思います。
「玄米食」はこの様な効果を持つものなのだと、そこで私は初めて知ったのですね。《゚Д゚》☆彡
(人により、その効果には色々な改善ケースとペースがある様ですが、その時は私は若かったので回復も劇的だったのだと思います)
私は若い時にそういう経験がありましたから、今でも身体の不調を感じるとマクロビオティックを実践してデトックスを心がけたりしています。
食生活を切り替えるコツは、最初の3・4日間辺りで迎える「食べたいものを我慢する辛さ」や、身体が一時怠くなったりする、所謂「好転反応」の峠を乗り越える事。
それを通り越すと、確実に良い効果が身体に出て来ます。
つまり「疲れない身体」になって来るのです。身体が軽く楽に感じて来る訳ですね。
ちなみに内臓のコンディションが良くなり、身体が慢性的な疲れから脱却すると、怒りっぽい性格や、落ち込みや鬱も無くなって来ますし、性格も穏やかに変化して来ます。♫ (^^✿
食事の内容が変わると味覚も変化して来るので、「我慢して摂らない」から「さほど欲しくない」「食べなくても辛く感じない」と感覚が変わりますので、苦しいという感じにはならないのがマクロビオティックの不思議な所です。(^^♪
余談ですが、外国の方が日本に来て驚く事の一つに、テレビの料理番組の多さを挙げます。
「日本では、何故こんなに一日中料理番組が流れていているのか!?」と、少々異様に感じる様です。(笑)
よくセレブと言われる方々は、美食家である事が「おしゃれ」と仰います。
でも美食ばかりを食べ過ぎると、知らず知らず内臓を疲れさせてしまい、それが色々な身体の不調や痛み、そして病気を引き起こす原因にもなっているのも事実です。
マクロビオティックでは、身体が重い・怠いと感じたり、不調や痛みが出るのは「食べ過ぎと偏り」からと捉えます。
内臓の丈夫さにより、症状が軽い方と重い方がいらっしゃいますが、年齢と共にそれを消化する内臓も、又歳を取って来る訳ですからね~。《゚Д゚》!!
ただ、マクロビオティックに限らず、時々厳格になり過ぎて心が頑なになり、逆に不健康になっているベジタリアンの方やマクロビオティック実践者の方もおられる様ですね。
何事も極端になり過ぎると、今度は心の健康に弊害が出て来るのは、食生活だけではないでしょう。
ご馳走はたまの記念日に楽しむくらいの柔軟性はあって良いと思いますが、ただ今の日本人の食生活は、ちょっと欧米化に偏り過ぎて、それに伴う病気も比例して欧米化並みに増えているのも、又事実です。
これは「美味しいものを取るか?、身体の心地良さを取るか?」の究極の選択の様にも感じられますけれど、
私に取ってオシャレな食生活とは後者、つまり「心地良い身体で、能動的に生きる人生」の方が、おしゃれに思えます。
さて皆様は、ど・ち・ら? (^^ゞ
(食べたい誘惑(!?) 刺繍ワッペン コレクション♫)
このコラムの執筆専門家
- 大園 エリカ
- (東京都 / クラシックバレエ教師・振付家)
- 舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
natural & elegance
長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年