建てている課程は家の根幹です。 - 住宅設計・構造全般 - 専門家プロファイル

杉浦 繁
Atelier繁建築設計事務所 代表
愛知県
建築家

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対象:住宅設計・構造

奥山 裕生
奥山 裕生
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閲覧数順 2017年11月18日更新

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建てている課程は家の根幹です。

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注文住宅か建売住宅か?・・2





いつも言うことなのですが・・


出来ている実物を見て・・


買う・・

ことの出来る建物というのは・・


この建売住宅とマンションだけです。




それ以外の建物は全て、つまり注文住宅は買うのではない・・


そこに建てることになります。

まだない・・のです。




ところで・・

この建売住宅なのですが、なぜ注文住宅より安いのでしょう?



材料や機器が安いから?

同じ物をたくさん造るから?

間取りが簡単だから




違います。




それは・・

売り主の都合で建てることが出来るからです。


もちろん人件費が抑えられるとか、何軒も同じ物を建てたりするので大量購入で材料や機器が安く抑えられるなんてこともありますが・・


ようするに・・

お客さんの希望要望を聞く必要がないので好きなように建てられるということにつきます。



キッチンはやっぱり木目のほうがいいわ・・

なんて言う人がいない。


この窓は大きくしたい・・

なんて誰も言わない。


ここの壁紙は花柄がいい・・

なんて言われない。


その時一番安い物をいれればいいのです。




その上で、もう出来ている家を買うのですから・・


その家が気に入ればお得!

ということになります。




が・・

はたして本当にそうなのでしょうか?




だって家って本当は建てる物なのです。

建売住宅だって建てているのです。






問題なのは・・

あなたが見に行って見ているのは出来上がった家の表面だけだということ。



家にとって最も大切な壁や天井や地面の中が見えないということです。



どうなっているのかわからない。





パンフレットに書いてあるその断熱材が本当にあるのか、きちんと隙間なく入れてあるのかは建ってしまったらもうわからない。


私にだってわかりはしません・・

壁をぶちやぶって見ない限り。




その基礎に鉄筋がちゃんと配筋されているのかどうかはわからない。


液状化対策の地盤改良が支持地盤までされているのかどうかはわからない。


木材の金物が規定通りに止められているのかどうかはわからない。


配管がきちんと通してあるのかどうかはわからない。


のです。




少なくとも注文住宅であれば・・

建てている最中の家を見に行くことが出来ます。


何を使っているのかどうやって造っているのかを見ることが出来ます。


どんな奴が造っているのか見ることが出来ます。


造っている人とありがとうございます、よろしくお願いしますとお話しすることが出来ます。





あなたが毎週眺めているだけで・・

業者さんはおかしなことや適当なことは出来なくなる。





家は建てる物・・

ということは建てている過程はその家の大事な大事な根幹であるということなのです。







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