- 杉浦 繁
- Atelier繁建築設計事務所 代表
- 愛知県
- 建築家
対象:住宅設計・構造
建築から出る音・・1
以前にモスキート音のことを書いたのですが・・
他にも建築から発生するあるいは自然現象により建築に発生する音・騒音という物がいくつかあります。
設備機械音・・
ハンマー音・・
風きり音・・
雨音・・
などです。
これらはその建物に住む人や使う人が何かの行動などで発生させる騒音ではなく・・
建物自体からあるいは自然現象により何もしないのに勝手に発生する音・騒音です。
一般的に建物というのはそのものは無音であるのが理想です。
ただそれはなかなかに難しい・・
機械や機器などの建築設備を使う限り無音にはなり得ません。
どこのお宅にもある給湯設備や暖房設備・・
ガス給湯器だったりボイラーだったりファンヒーターだったり。
ボッ!ヴァー!
最初はうるさくてもしばらくすると音は小さくなります。
きっと、ず~っとヴ~~~ァ---!なんて音だったらきっと皆さん怒るでしょう。
小さくなったら許される音になる・・ってのもどこまで?
ない家の絶対にない今は法律で設置が義務づけられている換気扇・・
風を送るのです、モーターが回っています。
音が出ない方がおかしい。
最近の静音型なんていう換気扇はなんでも鳥の羽とかの研究などから一昔前の物に比べると雲泥の差があるほど静かです。
でも、それも埃がついてきたり、モーターが古くなってきたりするとやはり音が大きくなってきます。
トイレを流す音・・
これも昨今の静音型は本当に静かになりました。
でもやはり音はします。
水や汚物が流れ落ちるのですから音がしないわけがない。
マンションなどにお住まいの方なら慣れるまで何度かは上階の方が深夜にトイレを流す音で目が覚められた経験がおありになることでしょう。
空調機の音・・
エアコンの音、今のエアコンは室内は本当に静かですね。
でもそれは室内の話、室外機は本当に暑い真夏などは・・
いや・・
皆さんご存じでしょう、お隣と熱い・うるさいともめる元になります。
それ以外にも・・
ポンプの音とかシャッターの音とか扉の音とか・・
うるさいっちゅうたらみ~んなうるさい!
そこで、それらは・・
どこまでが許されてどこからは許されない音なのか?
ということになってきます。
それは人によって違います。
慣れればなんてことはない。
でも耐えがたい人には耐えがたい・・
なんでもそうなんですけどね。
Atelier繁建築設計事務所HP
よもやま建築日記~家づくりの現場から~
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