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舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ
東京都
クラシックバレエ教師・振付家

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対象:ダイエット

佐久間 健一
佐久間 健一
(ボディメイクトレーナー)

閲覧数順 2024年04月27日更新

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" 傷つく " という感覚 ①

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今回のテーマは、前回・前々回に面白い雲の話題などでリラックスした後に相応しい(!?)、ハードな内容をお届けしようと思います。(笑)

 

皆さんは " 傷つく" という事に対して、どの様に捉えていらっしゃいますか?

よく皆さんが感じる「私は傷ついた!」という時は、それは勿論自分以外の「誰かから傷つけられた!」という事ですよね? 「○○ のせいで私は傷ついた!」・・・と。

では今日は、その裏にあるものを観て参りましょう。(^^♪

 

 

結論から申し上げますと、実はご自分を傷つけているのは他人ではなく、本当は自分自身であるという事なのです。

 

 

「えぇ!?どういう事!?《゚Д゚》!?」  という方の為に、できるだけ解り易い様に今からご説明して参りましょう。

そして " 傷つく・傷つかない " というものの心理を紐解いて行くには、先日の私のコラム「自分の行動の裏にあるもの(幸せへのヒント)」でもお伝えした " 自己責任による自発的な行為 " というのが大事なヒントになります。

 

 

自発的に行動するというのは、自分から " 自立的に与える " という行為ですね?

その行動は自分の純粋な情熱から、自分が与えたくて与える訳ですからそこに打算というものは無く、又与えた時点で自分は喜びを感じるものですから、それだけで自分の心は満たされているはずです。

自分が満たされている時は、相手から何かが欲しいというものは無いので、それは相手からの "見返り" というものへの期待などは無い行為ですね?

 

 

それを純粋な真の "愛" と言います。

 

 

もし表面上は同じ様に一見自分から与えて見える行為も、もし与える相手に対して自分が何らかの期待を持ってしまっているなら、それは本当に純粋な行為ではなくなっていますから、与えた相手が自分の思う様な反応を返してくれない時に「私は傷ついた!」と怒り・不満を感じる訳なのです。 

そこで考えて頂きたいのは、あなたは相手に「与える」と言いながら、相手に何を期待しているのか?という事実なのです。(※ここ重要ポイントです!)

 

 

相手に期待するという行為は、相手から何かをもらおうという行為ですよね?

相手に「与える」と言いながら、あなたの中に相手から " 自分の欲しいもの " を「もらおう」とする思いが先にあった時、相手が自分の思う様な反応をしなかった場合に人は「傷つく」という感情を持ってしまうという事は理解して頂けましたか?

そのご自分の事実と向き合うのは少々お辛い事かもしれませんが、是非頑張ってもう少しお付き合い下さいませ!?(笑)_(_^_)_

 

 

多くの人が相手から期待している、相手からもらいたい "何か" というのは、物質面からと精神面からとの両方のケースがありますが、心理的には同じ事が起きています.。

 

物質面も精神面でも相手から何かを期待する時、それは心からというよりビジネスになっています。

良く夫婦間や恋人同士で、又親子間でも長く付き合ううちに(人によっては最初から!?(笑))知らず知らず段々ビジネスに移行してしまっている方も多いのでは?(笑)(あぁ、最初の頃のあの純粋な気持ちはどこへ行ってしまったのでしょう!?(笑))

 

 

自分が相手に何かをしてあげる時に、相手から何かを期待してしまうのは、実は与える時に相手の事よりも自分の事の方が先になっているという事ですね。

「自分が相手から欲しいものがあるから、相手に ○○ をしてあげる。 だから相手は私に、私に欲しいもの(物質・精神)を与えるべきだ!」という相手からの期待ですね?

 

 

これは相手ではなく、実はご自分を愛しているという非常に利己的な行為なのです。

利己的な行為の裏にあるものは「相手の為」と言いながら、実は 「自分の為の行為」 であるという事なのですね。

 !! Σ(゚д゚lll)  ガ~~~ン!?(笑)

 

 

ご自分が相手にしてあげたいものと、相手の欲しいものが一致する場合は 「ビジネス成立!」という事で(笑)、あまり問題が表面化して来ないケースもたまにありますが、大概は一致せずにどちらかが相手の為に我慢したり不満を持ったりしてしまう関係に陥ってしまうのです。

 

 そして私から観ると、世の中はこういう人間関係で溢れていて、心の潤いを無くしてしまわれている方達が本当に大勢いらっしゃるのですね。( ; _ ; )

 

 

最初にお伝えした、" 傷つく " という事は、それは本当は「自分の事しか考えていない利己的な行為を自分に教えてくれるもの」であるという事を、深くご理解頂けたでしょうか?

 

ご自分でご自身を傷つけてしまう行為のカラクリを、少しずつ自力で見破って行けましたならば、人は真の幸福に近づいて行くものと私は思います。

 

何故ならご自分の与えたものが、ご自身の受け取るものだからです。(与えなければもらえない法則)

人間は自分が与えたものしか受け取れないのです。それがこの宇宙の真理なのですね~。☆彡

 

 

ここでお話しした  真実の愛=無償の愛  は、人間に与えられた一番大きくて難しい課題なのかもしれません。

それは勿論私に取りましても例外なく、大きな人生の課題でもあります。

見返りを求めず、お互いに "与え合う" という世の中になったら、きっとお互いが感謝できる世の中になって行くと私は感じますし、又日本人は世界で一番そういう事ができる根を持っていると私は感じるのです。

 

 ですので皆さん、お互い幸せに向かって頑張りましょう! _(_^_)_ ~ ☆彡

 

 

(今回のテーマはとても深いので、次回もこのテーマでお話をさせて頂きたいと思います)

 

 

 

(華やかな輝きを放つ夕日。力強い生命力を感じます!)

 

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舞踊家(クラシックバレエ) 元プロバレリーナ

natural & elegance

長年プリマとして国内外で活躍。現役引退後は後進の指導とバレエ作品の振付けに専念。バレエ衣裳や頭飾りを作り続けて得たセンスを生かし、自由な発想でのオリジナルデザインの洋服や小物等を作る事と読書が趣味。著書に「人生の奥行き」(文芸社) 2003年