自分らしさって何ですか? - コラム - 専門家プロファイル

池本 真人
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閲覧数順 2024年04月19日更新

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自分らしさって何ですか?

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徒然日記
「自分らしさを見つけよう!」
と、そんな耳触りの良い言葉を聞くことが度々あります。


仏教では「無我」という言葉がある通り、自分というものは無いと言います。
その意味が分かるためには、少し深いところまで学ばないといけないので、この短い文章だけで伝えられるようなものではありませんが…。
論理的に突き詰めていくと「自分というものは無い!」と分かるのです。


元々が無いものなのに「自分らしさ」ってあるのでしょうか?
少し前に、こんな記事を書きました。
【自我(エゴ)の正体】http://ameblo.jp/mikatakakumei/entry-11866092371.html


自分というものは、とても厄介なもので、誰かに迷惑をかけていることにも気付かないものなのです。
「自分らしさ」と似たような言葉で、「ありのままの自分」なんて言う言葉もあります。


それに関しても、昔、記事にしたことがあります。
【ありのままの自分の本当の意味】http://ameblo.jp/mikatakakumei/entry-11335595340.html


このような言葉は使い方を誤ると、ただの我侭になってしまいますよね。
我侭というのは、エゴ丸出しで自分のことしか考えていませんっていうことです。
にも関わらず、「そのままの自分でいいんだよ。」と言うのが優しさでしょうか?


自分という存在が何なのかも分からないのに、自分らしさなんて分かるわけがありません。
まずは自己究明が先なんです。
自己の本質に気付いた時、何をして生きていくべきかが明確に分かります。
その時、我侭な自分というものも薄くなっていくものなのですよね。


仏教はとても厳しく感じることがあります。
ああじゃない、こうじゃない…と言われて、今までの自分の考えを根本から覆されるような気になるのです。


仏教を浅くしか学んだことの無い人は、それが否定されているように感じます。
ですが、仏教は何も否定していません。
ただ事実だけを淡々と述べているだけなのです。


ありのままの自分を知りたいのであれば、事実をありのままに見られる眼を身に付ける必要があります。
それが仏教の智慧であり、自己究明の上で必須のものなのですよね。


我侭を押し通すことが自由ではありません。
自分というものが何なのか分かった時、初めて本当の自由が現れてきます。


本当の自分というものは何なのか?
本当の優しさというものは何なのか?


それが分かった上での「自分らしさ」を発揮して頂きたいものです。



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