- ハワイ親子留学Do famiry!~ke kokua~るんまま櫻井
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前回のハワイで初めての通院はそもそもお部屋トラブルから始まったことでした。
このたった1ヶ月半の初めてのハワイ親子留学で一番衝撃的だったこと。
それはやはり、滞在していたコンドミニアムの部屋を巡ってのアメリカ人オーナーSさんとのやり取りです。
到着してから2週間が過ぎ、ハワイ親子留学滞在も折り返しが見え初めたと言うのになかなか部屋の問題は解決しませんでした。到着直後からお部屋をチェンジして欲しいと相談していましたが、それもまったく進みません。
それどころか、私たち母子が不在の間に何のアポイントもなしに部屋に入り、害虫駆除をしていまいた。多少なりとも貴重品も室内にはありますし、他人が入るのであれば片づけておきたい物もあります。
そして、その害虫駆除後の室内は殺虫剤臭くて窓を開け放して寝るしかない状況でした。
(もちろんいくら高層階だからと言ってそんなことは危なくて出来ません。)
いよいよ、私の心・体の我慢も限界に近づき、前回の通り体調の異変を感じた時、
「これはもうはっきりとこちらから何かしらの提案をしないと待っていても解決はされないだろう」
そう、思いました。
働きながら、あれこれ調べ物をして休暇を取るために家族、上司、息子の学校と走り回りやっと実現したこのハワイ親子留学。
そう、私は今まで沢山のことをクリアしてきたじゃない、異国だからって出来ない事はない。そう、自分に言い聞かせて考えてみました。
先ず、どうしてもらえるか?ではなくて、自分がどうして欲しいのかを相手にはっきり伝えよう、そう思って日本のエージェントからオーナーのビジネスパートナーである日本人女性を紹介してもらい、1通のメールを送りました。
・・・もうこれ以上部屋を変えてもらうのを待つ事は出来ません。 部屋にある備品で害虫のために自分が使えないと判断した備品については自分で購入しています。私たちはこの件で非常に不快な思いをしただけではなく、余分な経費も使った上に体調不良になり通院しています。これに関しては部屋の管理が行き届いていない、という点についてあなた方に責任があります。よって、違約金●●●ドルの支払いを求めます・・・
物質的に環境を変えることが出来ないのなら、その分こちらが受けたダメージに対してきちんと清算して頂きましょう、そう伝えました。
よくよく考えてみれば当然の事です。
初めての海外での親子滞在でこのような事に見舞われるなんて、なんて運が悪いのだろうか、と悲嘆にくれてばかりいては何事も進みません。
エージェントの言う通り、リノベーションしたばかりでオーブンも最初からついていて、ナイスなお部屋・・・なら何も文句はありません。
高層階で風通しも良く、夜の眺めは最高です。
しかし、こうも違えばショックは大きい。
そして、日本のエージェントは相談に乗ってくれるけれど、実質的な対応はしてくれなかったのです。
「現地(同じ建物に住む)オーナーとあなた自身が相談してくれた方が話しは早いですね。」
日本人らしく、「気遣い」の言葉はありましたが実際の対応はしてもらえませんでした。
私は個人で部屋を借りたのではなくて、手数料を払ってエージェントを通じて借りたのに、何か起こったら私の自己責任なのかと自分の無知を呪いました。
こちらからのメールの後、間もなく返事がきました。
そこには陳謝の言葉と部屋の不備のために購入した物品代と違約金についても全額支払うと書いてありました。
また、近々に彼女自身がハワイ入りする予定があるので実際に私と会って話したい、ということでした。
現地のオーナーSさんとは大違いでした。
Sさんは逆に私に対して、
「部屋を害虫駆除してあげたのに、何をそんなに怒るのだ。不在中に部屋に入るのは別に違法じゃない。自分の所有する部屋なのだからね。」
こう言って、まったく取り合おうとしてはくれませんでした。
母子で初めての異文化滞在。
先ず一番大切なことは英語を学ぶことではなくて「生活自体を楽しむこと」です。
そして、母子共に素敵な想い出を紡ぐこと。
日ごろ日本に居て普通に感じている事が、滞在する場所が変われば「普通じゃない」ように感じられます。
異文化の中で「どうサバイバルするか。」
頼れる家族も友達もいませんでした。 ハワイでお友達になった親子留学組の皆さんもそれぞれ頑張ってきているのだから、困った時に何もかもお願いするのは厚かましいし、おかしい。
そう、自分を奮い立たせて頑張ったこの一件はその後、私の中で大きな自信になりました。
そして、これがあったからこそ私が抱いていた「ハワイ親子留学」の意味、意義を考え直すきっかけになりました。
わたしが思う、ハワイ親子留学で一番大切な事。
それについてはまた後日お話したいと思います。
この夏の滞在がきっかけで、私が感じたハワイ親子留学の意義を礎に息子と共に学齢ごとにスタイルを変えて異文化体験を続けて行くことになりました。
ママも子供も成長します。
日本では当たり前のことでも異文化の中ではもちろん違います。郷に入れば郷に従え。
それもありますが、道理が通らないことについてはしっかり伝えることが大切ですね。
この夏、私も母として、一人の大人として大きく成長できました。
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