- 村田 英幸
- 村田法律事務所 弁護士
- 東京都
- 弁護士
対象:民事家事・生活トラブル
- 榎本 純子
- (行政書士)
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末吉亙『知的財産法実務
弁護士が実務向けに執筆した本のようである。
商標法の初心者が勉強するのには良いと思われる。私は4日間で読み終えました。
条文、特許庁の審査基準の引用、裁判例の紹介である。
ただし、囲みで判決文を延々と引用しているのは、もっと要領よく要約できるはずである。
学説にはほとんど触れていない。
また、裁判例で定説が固まっていない分野について、裁判例の紹介はあるが、特に考察はされていない。同種の事案で、結論が肯定・否定にわかれている下級審裁判例についても、淡々と紹介するだけで、解説もない。
本文は約250頁である。
第1章 商標権は何を保護する権利か
第2章 商標権の登録要件
第3章 商標権の主体
第4章 審査手続
第5章 商標の類否
第6章 商標権の侵害
第7章 商標権侵害の救済方法
第8章 使用権の設定
第9章 商標権の分割、移転、消滅
参考資料
主な商標類否裁判例リスト
「通常の」使用料相当額(旧商標法36条2項)、
現行商標法36条3項に基づく使用料相当損害額
類似商号制度廃止と法律実務
商標権侵害訴訟の実務
商標登録出願に関する事務手続