イップス(Yips)の臨床報告・・・ケース1 part2 - マッサージ・手技療法全般 - 専門家プロファイル

陽開カイロプラクティック 
カイロプラクター
045-981-4431
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:マッサージ・手技療法

檜垣 暁子
(カイロプラクティック理学士)

閲覧数順 2025年05月18日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

イップス(Yips)の臨床報告・・・ケース1 part2

- good

  1. 心と体・医療健康
  2. マッサージ・手技療法
  3. マッサージ・手技療法全般
カイロプラクティック スポーツ関連
前回からの続きです。 

前回、身体を調整し動作を統合している脳・神経系の機能についてご説明しました。
脳・神経系の機能がうまく働いていないと、身体の調整が効かないですから、
動きがぎこちなくなったり、コリや違和感、可動域の減少、無理して動かし続けることで、
直接、筋や関節を痛めることもあります。

このケースの場合、上部頚椎、腰痛全体、両股関節が、機能異常を起こしていることが分析から分かりました。

一つ目のキーワード「遠くに飛ばそうとする時だけ」がありましたが、
この部位の神経系がうまく機能していないと、遠くに飛ばすことは難しくなります。

ゴルフで遠くに飛ばす基本は、背骨を軸とした回転運動です。
背骨を軸に、頭を固定し腰を回転させることで、
遠心力が生まれ遠くに飛ばせるわけです。

ゴルフでよく「腰を回せ!」と言われるのはそのためなんです。


しかし実際は、構造的に腰は回転することができません。
背骨の回転は、頚椎は50度、胸椎は35度、腰椎は5度程度です。
腰がもっとも回転運動ができない構造なのです。

ですので、
背骨を軸とした回転運動を作り出しているのは、腰ではありません。

股関節が回転運動を可能にしているのです!

頭を固定して股関節を上手く使うことで回転を作り出し、
背骨を軸にした回転運動をすることができ、大きな遠心力が生まれます。

この方の場合、

上部頚椎、腰痛全体、両股関節に機能異常を起こしていますので、
うまく回転運動を作ることができません。

ですので、
スウェーをして、前後運動の力を使おうとしてしまうのです。

ここで二つ目のキーワード「スウェーの癖」が出てきます。

次回に続く。
おたのしみに。

(イップスや投球恐怖症でお困りの方は、ぜひご相談下さい)

(臨床報告は、患者の同意の下、個人の特定ができない範囲でご紹介しています)


山中英司


治療院のホームページ http://www.hikaichiro.com/
私のブログ http://hikaiyamanaka.blog73.fc2.com/
治療院のブログ http://hikaichiro.blog73.fc2.com/
治療院外活動ホームページ http://jocoso.jp/hikaichiro/
心と身体のスポーツ障害.net http://sports-shogai.greater.jp/

カテゴリ このコラムの執筆専門家

(カイロプラクター)
陽開カイロプラクティック 

「体は心の鏡」 体の解放は、心の解放からはじまります

臨床を通して痛感することは、体は心の鏡のような存在だということ。様々な症状の裏には、もう一人の自分からのメッセージが隠されています。カラダを診るプロフェッショナルとして、クライアントの心とも真剣に向き合うことを信条にしています。

045-981-4431
※お電話の際は「"プロファイル"を見た」とお伝え下さい。

カテゴリ 「カイロプラクティック」のコラム

ゴルフイップス、症例紹介(2009/11/23 10:11)