玄関入って右側には、中間に飾り棚を設けた靴箱があります。
クライアントから「玄関にちょっとした飾り棚がほしい」という要望はよくいただきますね。
Wakaba-Houseでも、クリスマス・お正月・新緑など季節ごとに飾るものを変えられて、このスペースを楽しまれているようです。季節感の感じられるしつらえは、小さいお子さんにもとても喜ばれますよね。上部にくみこまれた照明によりそれらを照らすと、玄関がよりいっそう素敵に演出されると思います。
また、靴箱を床よりちょっと浮かせて、床面の広がりが感じられると共に、下にも靴が入るようにしました。その隣には全身が映る鏡をはり、その上部には来客用のコートフックがあります。
ドアにはIKON社の丈夫な補助錠を付けました。レンズでおなじみのカール・ツァイス社の傘下に設立された会社です。ドアの室内側は塗装をし直し、空間になじむようにしました。
玄関正面の扉の中には、給湯機(この家はオール電化なので電気温水器)が入っています。(右写真)
横並びに空いている穴は手掛けを兼ねた換気穴で、内部で発生した熱を抜く役割を持っていますが、家に入って最初に見える印象的な風景ですので、空間に調和するよう、水平に連続感をもたせたデザインにしました。
村上建築設計室