- 岡本 興一
- ウィジット株式会社 代表取締役
- ITコンサルタント
対象:ITコンサルティング
- 服部 哲也
- (SEO WEBコンサルタント)
- 竹波 哲司
- (Webプロデューサー)
しかし、これはとんでもない事です。
設計書を作成する手間を省くことができるので、確かに、システム導入時点ではコストダウンできるでしょう。
しかし、何か目に見えるモノではなく、人の頭の中にある動きを作るのがシステム開発です。
できあがったシステムを改修したり、機能追加するには、中身を熟知し、対応しなくては成りません。
目に見えるものであっても、分解できないものであるなら、トラブルシューティングや、改造には設計書が必用です。
たとえば、原子力発電所でトラブルが発生し、何かの修理が必用となる場合、トラブル解決には設計書が必用でしょう。
また、医者にカルテが必用な様に、過去にどんなことが行われたのか記録がなければ、適切な対応はできません。まだ、医者であれば人の身体が基本的には同じ作りであるため、ある程度の予測がつくかもしれません。
ですが、オーダーメイドシステムは、個別に全く異なる作りをしています。
個別に中身を知っておかなくては対応はできないのです。
設計書がなくても大丈夫とうそぶく業者もいます。
作った人間なら分かっているから・・というのです。
ですが、人の記憶はあてになりません。
ヒトは忘れる動物ですし、記憶が変化し、間違った認識をしていることもあるのです。
ですから、設計は記憶ではなく、記録が大切です。
しかも、IT業界は他業界よりも転職が活発です。作った人が今後もその会社に所属しているとは限りません。
IT導入をしたユーザは、何年もシステムを使うことになります。
その間、トラブル発生や、機能追加が行われる可能性は極めて高いはずです。
そうした事情を考えると、オーダーメイドシステムには、設計書は必須であり、コストダウンのために削減してよい部分ではないのです。
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岡本興一