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岡本 興一
ウィジット株式会社 代表取締役
ITコンサルタント

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中小企業のIT化 よくある失敗事例
今日から新シリーズです。

中小企業向けにITやネットのコンサルティングを行っている中で見てきた、事例、経験から、中小企業のIT化についてまとめていきたいと思います。

まずは、IT化の失敗事例で最も多いパターンについて・・・


規模が小さい企業ほど、IT導入により劇的に経営を変えることができます。
しかし、規模が小さい企業ほど失敗の数も多い様です。

それは、良くも悪くもIT導入の意志決定に至るまでに内容を精査している人が少ないことが原因の一つであると思います。

誤解しないでいただきたいのですが、多くの人の目を通せというのではありません。
大企業になると、複数の人の目を通り、ミスを事前に発見したり、意見を反映させることで、リスクヘッジされている部分があるということです。

そもそも、中小企業にはそうした人材がいないのが普通でしょうから、複数の人の目を通すことを目指すのは無理があります。

それに、社長がワンマンで即決するからこそ強みになっている会社も少なくありません。
そうした強みを打ち消す様な施策はとるべきではないでしょう。

ここでは、一般的な中小企業であることを前提にお話したいと思います。

多くの中小企業では、社長の権限が圧倒的に強いでしょう。
IT導入でも、社長決裁となることが多いのではないでしょうか?

私は、それがよいと思っています。

というのも、失敗事例の多くは、社長がITについての判断をしない、社内か社外に丸投げしている場合によく起きるからです。

中小企業のIT導入で、費用対効果を最大化させる方法は、経営戦略を明確にした上、その戦略の中にITを組み入れていくことです。
逆に、戦略無きIT導入は大きな効果を得ることは極めて難しくなります。

中小企業の場合、戦略を策定するのは社長であることが多いでしょう。
ところが、ITだけを丸投げしてしまうと、ITが経営戦略と乖離してしまうことが多いのです。
さらに、社内のITに詳しいだけの人物に任せてしまうと、自分の業務の周りだけしか見えず、全社的視点で考えたり、戦略的視点で判断することができないことが大半です。

そうした人に任せていても、成功する可能性が低いのです。
ITが苦手だから・・と社長が勉強せず、人任せにしている限り、成功する確率は極めて低いと言わざるを得ません。

先に述べたとおり、部分最適化だけで話が進み、費用対効果を落としてしまうことが多いのです。


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