「青少年インターネット規制法案」に反対 - ITコンサルティング全般 - 専門家プロファイル

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「青少年インターネット規制法案」に反対

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ニュースから
青少年のインターネット利用を法律で制限しようという動きがあり、「ネット側」はそれに反対している。

日経ネット 2008年4月23日付記事
「ヤフーなどネット関連5社、青少年利用規制法案に懸念表明」

インターネットで「飯を食っている」者のはしくれとして、ネットいじめやネットに関わる犯罪のニュースを聞くと心が痛む。

しかし私も、法律での規制には反対だ。

理由は表現の自由や責任の所在云々というより、「それはとてもつまらない人生だろう」と思うからだ。

「風邪が流行っているから無菌室に入れてあげましょう」というのは本質的な解決にはならないし、その無菌室がどんなに広大だろうと、所詮は他人が囲った柵の中でしかない。
自由な一個人として、柵の中で生きる事はとてもつまらない。

必要なのは危険を知ること



昔は親が
「知らない人について行っちゃだめよ」から始まって
「繁華街はあたり屋(ちょっとぶつかって来て治療費を請求する人)がいるから気を付けなさい」
「(街にいる危なそうな人を見て)ああいう人に近付いちゃだめよ」
「新宿の市役所裏は危ない」
「新宿より池袋が危ない」
等々、真偽の程はともかく、子供に色々注意を与えた。

子どもとしては、「そうかなあ」、または「そうなんだ」と思いつつ、なんとなく危険回避の方法を身に付けていったのだと思う。

インターネットの世界を歩く場合、注意を与える親がそばにいないし、また、親自身、インターネットの中に何があるかを知らない。
親でなく専門家であっても、日々変化し膨張するインターネット内の危険性を全て指摘できる人はいないだろう。
(このあたりにもフィルタリング規制の技術的限界がある。)

ではどうするか?

迷ったら聞けばいい


すぐできる事としては、

「危険である可能性がある事を知る」
「迷ったら(悩んだら)人に聞く」

という指針を持つ事を提案する。

聞く人がいなければ、インターネットで検索してもいい。
でもできれば、質問などの形でとにかくアウトプットした方がいい。

今ならまだきっと誰か助けてくれる大人がいる筈だ。