以前私が、インテリアの勉強をしていた時に学んだ、ちょっと面白い話を紹介しますね。
ロンドンの古い建物の中に、石やレンガでふさがれた窓を見る事がありますが
なぜふさがれているのかというものです。
その理由は、ガラス窓にあると・・・。
16世紀当時、ガラス窓は大変高価で、家を留守にする時には盗まれないように
わざわざ窓からガラスを取り外したというのです!
ガラス窓は装飾のための贅沢品とみなされ、税金の対象となりました。
これは【窓税】と呼ばれ、窓の数が6つまでなら税金は免除されますが
7つ目からは税金がかけられます。
窓があればあるほど税金が高くなっていくというのです!
都市で暮らす中産階級の人々は、この税金の負担を減らす為に
すでに開けた窓を、石やレンガを積んでふさいでしまったというお話でした。
今では考えられない話ですが、今の時代だったら、窓税だけで一体いくらになるのでしょうね?!
歴史を紐解くと、驚くような不思議なお話が沢山あります*^^*
暗いけど、窓まわりの歴史で印象に残っているお話なので、つい紹介したくなりました。
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