投資銘柄情報2013/02/18号

●トーヨーカネツ（６３６９）
本日終値２３４円（＋８円）。石油・ＬＮＧタンク工事の業界大手。米政府によるシェールガス輸出の解禁が明らかになった事を好感し、本銘柄の株価は２月７日に高値２４５円まで急伸。いったんは行って来いの展開となったが、シェールガス事業に参入する日本企業に政府が１兆円の債務保証枠を新設するとの報道が刺激材料となり、２月１５日に株価は再び出来高を伴い急動意。これより直近高値２４５円を更新となるようだと、短・中期トレンド共に上昇新波動入り。そうなれば個別チャート面からは２００７年高値３６４円奪回が狙い。押し目買いで対処したい。

●乃村工藝社（９７１６）
本日終値４３４円（＋３１円）。展示施設、商業施設、博物館等のディスプレー企画・設計・施工・運営監理の最大手。業績は増益基調が継続となる見通しで、今期予想ＥＰＳ１６．８円（前期実績１０．８円）、来期予想１９．７円。株価水準に特別レシオ面からの割安感があるわけではないが、株価には昨年後半より緩やかな上昇波動が出現中。本年に入っては４００円抜けで上値の重くなる展開となっていたが、本日の上昇でそのチャート面のフシを掃った格好。これよりトレンドは新波動入りの様相、押し目買い。現ディスクロでの信用取組は貸借倍率０．５６倍。

●ベスト電器（８１７５）
本日終値１５７円（＋２０円）。九州発の家電量販。本日に特別好材料がディスクロされた形跡は見当たらないが、株価は出来高を伴い急伸となり、昨年１２月高値１４９円を更新。現ディスクロで１１０万株強の信用買い残を抱えているが、これよりその大半に回転が効き出す事で需給面は好転。上昇新波動入りとなれば、個別チャート面からは昨年７月高値１８３円まで株価上値追いに伴う大きなフシが見当たらない状態だ。マネーゲームの一環と捉えられるが、低位株故のボラティリティの大きさより、目先は投資ターゲットとなりそうな雰囲気。

●アウトソーシング（２４２７）
本日終値５０６円（＋６１円）。工場製造ラインへの人材派遣・請負が主力。２月１２日引け後に発表となった２０１２年１２月期業績は当期利益で前期比２２９．８％増となった模様。同時に発表の２０１３年１２月期業績予想も当期利益５６．０％増の見通し。この業績数値を好感し、翌営業日に株価は高値４９５円まで急伸。その後は続落となっていたが、本日は再び投資ターゲットとなり、直近高値４９５円奪回で上場来高値を更新。これより個別チャートは青天井入りである。今期予想ＥＰＳ６９．２９円より算出されるレシオも本日終値で７倍台といった割安水準。

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