響きあう木の空間
須永 豪
スナガ ゴウ
(
長野県 / 建築家
)
須永豪・サバイバルデザイン
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Pocket House
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Works・・・作品紹介
2005-11-21 04:00
「この街のランドマークになるような建物を」それがクライアントからの要望でした。
家同士の壁がギリギリに建ち並ぶ住宅密集地、風が抜ける隙間すらなく、高密度でひしめきあう、老朽化した住宅群。
建ペイ率50%のこの地域には、敷地いっぱいに建った現在では既存不適格の建物が、 所狭しと立ち並んでいる。
これらは数十年前、開発とともに一度期に建ち上がった住宅群。
それらは軒並み老朽化しており、近々一斉に建て替えの時期にはいると予想できる。
建て替えによって、この街は、建坪率50%、容積率100%を守った街に生まれ変わるだろう。
この街がどんな風に生まれ変わるのか、その口火を切る最初の建て替えとなる。
そこで提案したいのは、街に風の道をつくること。
建物を北側に寄せたり、隣地境界に50cmの中途半端な隙間を空けるのではなく、めいっぱい道路に寄せて建てる。
それぞれが接道する側に寄せることで、隣地の境界には少し大きな空きができる。
路地と平行に南北に伸びる風の道をつくること、これから始まろうとしている、新しい街づくりに、この街が生まれ変わるその布石として、ここにモデルケースとして、エアポケットの提案する事が、ちいさな小さなランドマークの役割だと考えた。
※詳しくはこちら
■data
設計:survival design 須永豪
設計期間:2003年12月
主要用途:専用住宅
家族構成:夫婦・子供
規模:地上2階+地下1階
敷地面積:39.79m2(12.09坪)
建築面積:19.82m2(5.99坪)
建ぺい率:49.81%(許容50%)
1F床面積:19.82m2(5.99坪)
2F床面積:19.82m2(5.99坪)
B1F床面積:19.82m2(5.99坪)
延床面積:59.46m2(17.98坪)
容積率:73.33%(許容100%)
施工床面積:74.51m2(22.53坪)
予算:1800万円(80万円/坪)
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