宮代 眞弓
ミヤダイ マユミスパイスで遊ぶ(バジル)
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スパイスで遊ぶの第2回目は、バジル。
メソポタミアの時代から西洋の暮らしに溶け込んできたスパイスハーブ。香りがすばらしいだけでなく、料理や病気の治療にも役立ってきたものばかりです。7月から11月は(そうそうバジルの旬は、7月だけでないのです。)バジルが美味しい季節なので是非、生で使ってみてください。
このバジル、日当たりさえ良ければ室内でも簡単に栽培が出来ます。と言うのも実は数年前、お庭でバジルを育てたところ、キッチンガーデンの訪問者達(バッタなどの虫ちゃん)にすっかり食べられてしまったのです。それで最近はもっぱら太陽の光が入る風通しの良いキッチンで育てています。とってもお水をほしがるのでシンクの上で育てるのが楽です。
収穫は、背丈が20cm程になったら新しい葉が出るところから上10cmほどを摘み取ります。再び葉が出てくるのでこの作業を繰り返すといいですよ。花を咲かせると葉が硬くなってしまうので、花芽は摘み取ります。収穫した葉は、汚れを落とす程度にふき取って、水洗いしない方が香りが良いと思います。
さてさて、私が何のためにキッチンでバジルを育てているかというとそれは、手作りの美味しいジェノベーゼソースを作るため。
ジェノベーゼソースの作り方
バジルの葉 50g・・・包丁できざむ
木の実 10g・・・本来は松の実だが、アーモンドプードルを使用
にんにく ひとかけ・・・すりおろす
粉末チーズ 大さじ1・・・パルミジャーノがおすすめ
エクストラバージンオリーブオイル 100cc
塩、胡椒
全て混ぜて塩コショウで味を整えれば出来上がりです。
スパゲッティーと和えると、チーズやナッツのコクの後になんとも言えないバジルの清涼感が口いっぱいにふわぁ~と広がってから消えて行きます。手作りってこんなに美味しいの?と発見する事間違いなし!ピザやバケットに塗って焼いても、茹でたジャガイモとからめても、鶏肉やイカと炒めても美味しいです。保存は密閉袋に入れて冷凍がおすすめですが、美味しいうちに是非食べきってくださいね。
さてさて、バジルの意外な使い方を一つ。
実はわが息子、花粉症なのです。何も告げずにバジルの葉を仕込んだマスクを渡したところ、「今日のマスク、なんとなく鼻がスゥーッとしたよ。」との報告あり。お試しあれ!
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