倉田 友宏(歯科医師)- コラム「歯周病について その2 〜歯肉炎と歯周炎の違い〜」 - 専門家プロファイル

倉田 友宏
長野県でインプラント治療を中心にお口の健康をサポート

倉田 友宏

クラタ トモヒロ
( 長野県 / 歯科医師 )
倉田歯科医院 院長
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歯周病について その2 〜歯肉炎と歯周炎の違い〜

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歯周病について 2009-01-15 23:46
前回は「歯周病とはどういったものか」を簡単に説明しました。
今回は『歯肉炎』と『歯周炎』の違いを説明しましょう。

歯周病は『歯の周りの骨が溶ける』病気だと説明しました。

まずは「健康な歯ぐき」の状態を説明しましょう。歯ぐきの下の骨も溶けておらず、歯ぐきも引き締まった状態です。ただし、歯のキワの部分にプラーク(歯垢)が残ったままですと歯ぐきが腫れてきます。
これが『歯肉炎』です。

歯ぐきは腫れていますが、きれいに歯を磨く、歯科医院で歯磨き指導やクリーニングを行うとすぐに歯ぐきは引き締まっていきます。
歯肉炎は小学生でもかなりの人数がかかっています。歯ぐきが赤かったり、磨いていて時々出血があるようですと歯肉炎の可能性があります。歯肉炎は歯ぐきが腫れていますが、まだ骨が溶けていない状態をいいます。

ただし、歯肉炎の状態が続き、歯と歯ぐきの間の『歯周ポケット』に歯周病菌が入りこんでしまうと、歯ぐきが腫れるだけではなく、骨まで吸収します。
歯周炎は歯ぐきが腫れるだけではなく、骨まで吸収した状態をいいます。こうなると歯磨きだけでは改善する可能性は低くなります。歯科医院での治療が必要です。

最初は骨が溶けていない「歯肉炎」の状態ですが、それが進行することで「歯周炎」になるわけです。歯肉炎は小学生でも、歯周病は20代でも発症します。
歯ぐきが赤い、歯を磨くと時々出血する状態は少なくとも歯肉炎にかかっている可能性があります。
きちんと磨くだけでなく、早めに歯科医院を受診するようにしましょう

骨が溶けた場合は元には戻りません。症状は出ませんので、痛みがなくてもお早めに〜

千葉県松戸市 歯科 むつみデンタルクリニック
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