対象:一般歯科・歯の治療
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山内 浩司
歯科医師
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フッ素洗口の意義
フッ素洗口の目的は、「虫歯になりにくい歯を作りましょう」です。
具体的には、乳歯や永久歯が生えてくる幼児期や学童期にフッ素をお口に取り入れる事により、歯の成分のリンやカルシウムとフッ素を結合させ、フルオロアパタイトという硬い結晶を歯の表面に作り、虫歯にかかりにくくする、ということです。
ただし、親御さまとしましては、それによる副作用も心配ですね。もちろん薬の多量摂取と同様に、フッ素も大量に体内に蓄積すると、病的変化が出てしまいます。しかし、海外では、虫歯の減少目的で、水道水にフッ素を混入している地域もあるほどで、微量であれば問題は少ないです。
グチュグチュペッが出来るようになってから、お子様に応用されるとよろしいと思います。
晝間 康明
歯科医師
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フッ素洗口で虫歯予防
ko2さん,こんにちは東京都立川市ひるま矯正歯科の晝間康明です.
フッ化物は,虫歯予防において最も重要な再石灰化を促す化合物です.
当院でも,全ての患者さんに何らかのフッ化物を使用してもらっていますし,毎回の矯正治療の後にはフッ素洗口をして頂いています.
フッ素とは,原子番号9,常温では気体のハロゲン族の元素です.地球上のどこにでもフッ素は存在し,食品にも多く含まれています.
フッ素が多く含まれいる食品としては,緑茶,魚介類,海藻類が挙げられるでしょう.
この自然界にも多数存在するフッ素ですがフッ素単体では不安定なためフッ素化合物として虫歯予防に用いています.
一般的に,フッ素洗口で用いられているのはフッ化ナトリウムと呼ばれるもので,製剤名としては「ミラノール」「オブラリス」と呼ばれています.
どちらもフッ素濃度としては250ppm〜450ppmの低濃度で用いるため,例えお子さんがフッ素洗口剤を飲み込んだとしても健康を害する事はありません.
学校で行なうフッ化物洗口は,フッ化ナトリウムを溶かした洗口液5〜10mlを30秒〜1分間,週1回程度を目安に勢い良くぶくぶくうがいをする事が推奨されています.
新潟県では,学校でフッ素洗口を行なった事によりう蝕の発生率が減少しています.
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