対象:住宅設計・構造
回答:4件
1メートルを越える場合はご注意を
こんにちは
現在のバルコニーの出寸法が900ミリということですが、建築基準法上1メートルを越えると越えた部分の面積が「建築面積」に加算されますので、オーバーしないかご確認されることをオススメします。
またバルコニーの構造材において、「鉄骨系の後付バルコニー」の場合と「木造で梁を延長して作られたバルコニー」の場合とでは方法が変わります。
家の形状がわかりませんが、バルコニーを横に延長される方もいらっしゃるのでなんとか広げられるといいですね。
ご参考まで
やすらぎ介護福祉設計 斎藤
評価・お礼
ちけさん
分かりやすく丁寧に回答いただき本当にありがとうございました。
家は新築3階建の鉄骨です。少しでも広いスペースが欲しく、2階部分だけでもと考えて質問させていただきました。1メートルを超えると、建築面積に関わってくることなど本当に参考になりました。建築面積の関係もあるのですが、なんとか広げられたらと考えています。
本当にありがとうございました。
回答専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
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鈴木 克彦
建築家
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専門家と話し合われた方が良いと思います
ちけさんこんにちは。
現場を見ていないし、構造もこれから建てるのかリフォームかも分かりませんので、何とも言えませんが、木造の二階建てと仮定して書かせて頂きます。
頬杖(ほおずえ)を使ったり、出っ張ったバルコニーを支える梁を鉄骨にする(もしくは木との合成にする)等すればまだ出せる可能性があります。
ただし、耐震性にも影響してくる(簡単に言えば家の重心がずれる)し、無理な施工は雨漏りの原因にもなります(バルコニーの雨漏りのトラブルは屋根に次いで多いです)ので、専門家との話し合いが必要かと思います。
ご参考までに。
評価・お礼
ちけさん
丁寧な回答本当にありがとうございました。
家は新築3階建の鉄骨です。家の形はL字型の建物になる予定です。問題のバルコニーは2階部分でL字型の丁度Lの部分です。少しでも広いスペースが欲しく、2階部分だけでもと考えて質問させていただきました。分かりにくい説明ですみません。本当にありがとうございました。
森岡 篤
建築家
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さまざまな方法はありますが
ちけさんはじめまして。
パルティータ建築工房の森岡と申します。
建築は、一般に1箇所の構造部材に強度以上の力がかかり破壊しても、崩壊はしないのですが、片持ち(先端に柱がない)のバルコニーでは、片持ち部材が破壊すると崩壊(落下)につながるので、慎重な検討が必要です。
片持ち梁部材を建物内に通し、必要断面を確保すれば、バルコニーの出を増やすことはできる可能性があるのですが(鉄骨造ならなおさら)、既製品ベランダのように、建物にバルコニーを貼り付けるタイプの場合は、大きく出すことはできません。
控え(頬杖)で「出」(巾)を増やすには、そのピッチや控えを受ける柱等さまざまな条件があります。
バルコニーの構造形式、出を増やす方法は色々ありますが、構造全体にも影響しますので、無条件に「あと○cm増やせる」とは言えません。
構造の専門家に相談されることをお勧めします。
なお、当事務所は構造専門家もおり、具体的なアドバイスをする提供することも可能です。
もしよろしければ、お問い合わせ下さいませ。
評価・お礼
ちけさん
大変丁寧に回答いただき本当にありがとうございます。
安易に数字を出せる話ではないとわかり、もう少しどのようにしたいのかしっかり具体的に案を出してから専門家の方に相談してみようと思います。様々な条件もあるとわかり、話が進められそうです。本当にありがとうございました。
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