対象:住宅設計・構造
本田 明
工務店
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3、2.3というのは、換算N値だと思うのですが
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前置き。基本的には、地盤調査報告書を確認しなければ何ともいえません
3,2.3という数字は、
スウェーデン式サウンディング試験の換算N値というものだと思うのですが、
そのような地盤だったら、
現在なら普通は何がしかの地盤改良をする方が普通の考え方だと思います。
大きな建物で杭工事を施工することがあります。
そのような場合の非常に堅固な地盤というのは
N値が、50以上の地層が3mの厚み以上になっている所をさしそこに杭先端を支持します。
地質の種類、その層の厚み、土地の履歴(いつ造成したか?)などを総合的に
総合的に勘案しなければなりませんが、
一般住宅では、お聞きになったとおり、3というのがに最低限の目安です。
「今まで家が建っていて支障なかったのに」というような疑問も生ずるかもしれません。
正直申しまして、阪神淡路大震災以前は、
クレーム対応に苦慮していたいくつかのハウスメーカー以外では、
一般住宅の建築に際し、地盤調査をすることはまれだったと思います。
そのような時代には、そんな調査もせずに、建物が建ち
そして現在でも、支障なく建ち続けている建物はたくさんあると思います。
自分でもそのようにして仕事をしてきて
幸いにも地盤沈下によるクレームを受けたことがないというのが現状です。
ですから、地盤改良をしないと絶対に家が傾くなどという断言が出来ません。
しかし、現在ではスウェーデン式サウンディング試験という簡易な地盤調査の方法が定着し、
そのデータに基づき、設計することが常識となっています。
そのデータに基づく限りは、多分誰が見ても地盤改良をしなければならない、
という風に考えられるのではないかと思います。
一般的な話として、木造住宅(30〜40坪まで)で行う、深さ5mくらいまでの
表層改良や柱状改良は、数十万円〜100万円くらいまでの工事になります。
その投資をどう考えるかはお客様次第ですが、
お話の数字では、何がしかの工事をすることをお勧めします。
評価・お礼
すきっぷ さん
ありがとうございました。
この先ずっと住む家なので、しっかり考えます。
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