対象:住宅設計・構造
本田 明
工務店
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良くわからないのですが・・・
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◎う〜ん、良くわからないのですがプランニングの進め方について、私の感じたことなどを
文章を読む限り、相当変わった住宅のプランニングです。
基本的に、そのプランニングを、「良し」とされているのでしょうか?
納得がいかないのであれば、
今のうちに設計者の方ときちんと話をされることが必要なように思われます。
私のような、庶民の方の建物の設計や工事をしている者とすれば、
「建物の周囲をぐるりと回るベランダ」は、それ自身
相当のコストと面積が必要ですので、
大きな敷地と予算があるのであれば良いのですが、
普通の都市型の住宅ではあまり考慮されがたいような形のようなきがします。
「木の板を数年毎に交換すればいい、とか、アルミの材質は設計者が嫌い」
だとかというお話の内容は
私としては、設計者の方がお客様に充分納得していただけるような説明や
打合せをされていない危惧を感じます。
お客様に最終の決定権はあるはずですので、充分に納得された上で物事を決定されることが大事かと思います。
◎具体的な手法について
独立の柱については、軒先が出ていて足元の処理さえきちんとされていれば、
和風の玄関のポーチ柱と同じ状態なので、そんなにすぐ腐るものではないように思われます。
アルミなどの素材の方がメンテフリーであるとは思いますが。
屋根を出すのだけであれば、タルキを2×10[ツーバイフォー工法で用いる木材の規格]などの材料にすれば、1.5m位は軒先を伸ばすことも可能です。
あまり、デザイン性は考慮されてはいませんが、私の作った和風住宅では、
二階に普通のアルミサッシのベランダを設けて、
その屋根は、2×10のタルキで軒先を深くして被ったものがあります。(添付画像)
ただ、このような形は、設計者の思い描いておられる形とは、多分かけ離れているので、
あまり参考にはならないようなきがします。
補足
以下は、私の取り越し苦労で、事実と異なっているかもしれません。
貴殿は、「ベランダの木が腐るのが怖い」というのを理由に
そのベランダの付いたプラン自体を否定したいのではありませんか。
そういう言い方で、設計者と打合せを続けることは、
両者にとって不毛です。
基本的にその案が気に入らないのなら正直にその旨を告げ、
「新しい観点から、全く別の案が出来ないのでしょうか。」
とお願いした方が良いと思います。
私も、お客様と打合せをしていて、
何だか最初から変に細かい所にこだわる人だなー、と思っていたら
お客様の真意は、その細かいことではなく、
どうも基本案が気に入らない。
しかし、否定する合理的な答えが見つからない、
ということだった場合があります。
物事の好き嫌いなど、合理的に説明しがたいことも、
遠慮せずに、正直に話すことが近道のようなきがします。
ただ、その計画は斬新で合理的で美しい案なのかもしれません。
貴殿の慧眼、設計者の才能、そして両者の努力で、
ライフスタイルと場所柄にマッチした、
良質の住宅が出来上がることを祈念します。
評価・お礼
バリ島のマデ さん
大変参考になりました。おっしゃる通り相当変わった家です。もう一度、設計者と話し合って
みます。有難うございました。
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この回答の相談
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バリ島のマデさん (埼玉県/58歳/男性)
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