対象:住宅設計・構造
森岡 篤
建築家
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無機質系モノリシック工法
パルティータ建築工房の森岡です。
コンクリートは、ある程度の防水性はありますが、水を吸うため、濡れると黒っぽい濡れ色になります。
油も吸うため、油を流すと洗ってもなかなか落ちません。
塗る仕上、貼る仕上の場合、車が止まったままハンドルを切ると床に大きな力が働き、剥離の可能性があります。
ガレージに適した床仕上として、無機質系の材料をモノリシック工法で作る方法があります。
カラーコンクリートと呼ばれるものもこの一種です。
モノリシック工法というのは、床コンクリートを打設するとき、生乾きのうちに材料を混ぜ、表面のコンクリートと一体化する工法です。
一体化するため、剥離することがありません。
表面が硬化してコンクリートの何倍もの強度が出、摩耗に強く、フォークリフトを使うような床に使えるものです。
耐水性、耐油性があり、ガソリンスタンドの床にも使用されています。
塗膜防水は、コンクリート表面に塗り膜を作るタイプの防水工法ですが、この中で駐車場に適した、耐久性のあるものもあり、これも選択肢の一つでしょう。
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この回答の相談
こんにちは。今、家を建てる計画を立てておりまして、ガレージも造りたいと考えております。
そこで、ガレージの床面の素材についての質問です。
素材はコンクリートで考えていたのですが、コンク… [続きを読む]
All About ProFileさん
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