対象:住宅設計・構造
分離発注方式の建築について
こんにちは。 サカイデザインネットワークの酒井です。
分離発注で建築工事をローコスト化するには、工事金額の比較や工事を分離することで生じるスケジュール管理、予算管理、資材発注など、分離発注業務を管理する専門家が必要だと思います。
ほんとうに安いのか、粗悪品ではないかなど見極めることができなければ、安いだけで飛びついては重大なリスクが生じてしまうからです。 そのためにも、私は住宅規模の建築の場合、設計事務所がその役割を担うことがベターだと考えています。
私自身、約10年前より設計した住宅の工事を分離発注にて実行するケースが多くなり、現在でもお客様のご希望があれば積極的に分離発注方式の建築を手掛けておりますが、時間と労力はかかりますが、予算内で高品質ローコスト化を実行するには良い方法だと考えております。 そして、実際に高品質な材料を使いながらローコスト化も実現しています。
分離発注のポイントは、資材は保障が効き、メーカーまたは加工所などから直接調達する事。 施工は現場で自ら仕事をする職人さんにダイレクトに依頼する事です。(もちろん設計者とのコミニュケーションがとれている方々のほうがよいと思います)中間マージンや間接的な経費を削減することで大きなコストダウンの可能性がでてきます。
分離発注に関するコラムを書いておりますのでぜひご覧下さい。
参考になれば幸いです。
ローコストを実現する分離発注方式とは#1
ローコストを実現する分離発注方式とは#2
ローコストを実現する分離発注方式とは#3
ローコストを実現する分離発注方式とは#4
回答専門家
- 酒井 正人
- ( 東京都 / 建築家 )
- サカイデザインネットワーク有限会社 取締役社長
住む人の手が触れる場所から、建物へ、街へと心地良さを拡げたい
設計手法・デザインの発想は「内側から外側へ」・・・建物という器だけをつくるのではなく、私達が暮らす場である生活空間の細部から生活環境全体のデザインを追求し「心地よさ」をご提案しています。
(現在のポイント:-pt)
この回答の相談
最近話題の分離発注は、本当にトータルでみて割安になるのでしょうか? 発注時の注意点があれば、教えてください。
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
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